越路吹雪 純米大吟醸 越淡麗35

新潟市西区の歴史ある酒蔵「高野酒造」。今回は、代表銘柄「越路吹雪（こしじふぶき）」から「純米大吟醸 越淡麗35」をご紹介します。原料米は、新潟県で生産している酒米「越淡麗」。精米歩合35％まで磨き上げて使用します。洋梨のような芳醇で華やかな香りが特徴。ワイングラスで飲むと、より一層その香りを堪能できます。口に含むと、やわらかな甘みと上品な酸味が広がり、雑味のないすっきりとした味わいを楽しめますよ。

高野酒造の日本酒は、飲み飽きしない味わいで、食中酒にもぴったり。食事に合わせて楽しんでもらうために、「麹造り」にこだわって、酸味を強めに仕上げているそう。「目指しているのは、日本酒界の名脇役。『美味しい料理だったね』と話すそばに、うちの日本酒があれば良いなと思っています」と、製造部長の石川さんは語ります。

高野酒造では、「選び抜いた原料の味わいをしっかりと感じられる酒を醸す」ことをモットーに酒造りを行っています。自分たちの酒造りに適した酒米を厳選し、仕込み水には軟水を使用。それによって生まれる、口当たりが良くソフトで軽い喉ごしは、女性や若年層からも高い人気を誇っています。近年では、受け継がれてきた「伝統」を守りながらも、新たな日本酒の味わいを楽しめる商品開発にも注力しています。