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「普通に飲める、いつでもそこにある」をモットーに酒と向き合うこと460年以上!新潟で最も歴史のある酒蔵は変わらないために変わり続けています!

吉乃川株式会社 長岡市摂田屋地区で酒造りを行う

新潟県産米100%で醸す飽きの来ない酒

吉乃川が創業したのは戦国時代後期の1548年。新潟県内で最も歴史のある酒蔵である。吉乃川が酒造りを行う長岡市摂田屋は、江戸時代より幕府の直轄領とされ、人が多く行き交うという地域だった。この地で酒造りの腕を磨いてきた蔵人によって、徐々に製造規模を広げることができた。また、酒蔵の敷地内から汲み上げる地下水が質の高い酒造りを後押しした。”天下甘露泉”と名付けられたこの清冽な地下水は、長岡東山連峰の豊富な雪解け水と信濃川の伏流水で、ミネラルをバランスよく含む軟水。この地下水を仕込み水として使うことで現在の新潟の日本酒を象徴する淡麗な味わいを生み出した。新潟で最も歴史のある酒蔵として、”地酒造り”へのこだわりも強く、使用する米は全て新潟県産米。そんな高い技術と素晴らしい原料で醸す酒は、「普通に飲める、いつでもそこにある酒」。決して派手さは無いが食事と一緒に毎日飲める酒造りに取り組んでいる。だからこそ大型機械を導入し、品質の安定と手に取りやすい価格を目指した。日本酒は特別なものではなく我々の生活に根付いている食文化と捉え、気軽に楽しんでほしいという想いは今も変わらない。

日本酒ファンを増やすための挑戦

歴史のある企業は変化を好まないと思われがちだが吉乃川は違う。どの時代でも気軽に日本酒を飲んでもらうためなら変化は恐れない。海外の食文化に影響を受け、多様なニーズが生まれ続ける現代において、今までと同じ酒を造り続けるだけでは淘汰されてしまう。吉乃川ではもっと日本酒を幅広い世代に楽しんでもらうための商品開発に余念が無い。例えば、あまり日本酒を飲んだことの無い人向けに梅酒などのリキュールやスパークリング日本酒も発売している。少しでも日本酒に触れるきっかけを提供することができれば、挑戦したいという姿勢には驚かされる。また、「東京新潟物語」、「吉乃川女子部」などの企画も話題を呼んでいる。伝統の技と恵まれた資源を大切に守りながらも吉乃川の挑戦はまだまだ続いていく。

  • 代表銘柄「厳選辛口 吉乃川」 代表銘柄「厳選辛口 吉乃川」
  • 仕込み 仕込み
  • 酒米 酒米
  • 杜氏の腕の見せ所 杜氏の腕の見せ所
  • 蒸しあがった米 蒸しあがった米
  • 温度・湿度を保つ 温度・湿度を保つ
  • 蔵周辺の景色 蔵周辺の景色

生産者紹介

杜氏:藤野 正次
杜氏藤野 正次

高校卒業後、1993年に入社。酒造りの現場である清酒課に配属となり、平成29年より杜氏を務める。新潟県最古の酒蔵である吉乃川が460年以上の長い歴史の中で培ってきた伝統の味と技を守り続けながらも、常に飲む人の思いを大切に酒を醸している。
「日本酒の原料は、米と麹と酵母と水。限られた原料で味を決めて行く上で、自分のこだわりより、飲む人にどうしたら楽しんでもらえるかということを大事にしたい」。イメージした酒を、24年間磨いてきた技で形にする。
そして、杜氏として、より多くの吉乃川のファンを広げたいという思いもある。「1回飲んだら、もう1本欲しくなるようなお酒でないと。」そう話す藤野杜氏。自らも愛してやまない吉乃川の酒を、より多くの人から愛される味に醸していく。

店舗詳細

店舗名称 吉乃川株式会社
住所 新潟県長岡市摂田屋4-8-12