新潟直送計画からのお知らせ

「枝豆・茶豆」の予約受付が始まりました

地元酪農家と共に成長し続ける発酵食品総合メーカー。看板商品の飲むヨーグルトは全国にファンを持つ大人気商品です。食育のための工場見学や観光スポットとしての直売店の運営にも力を注いでいます。

ヤスダヨーグルト

新潟県酪農発祥の地で生まれたヤスダヨーグルト

ヤスダヨーグルトが本社を構えるのは新潟県北東部に位置する阿賀野市(旧安田町)。このエリアは「安田だし」と呼ばれる強風が吹くため、昔から稲作には適さない地域だった。そこで地元出身の旗野美乃里が欧米から乳牛を持ち帰り、1907年より酪農が開始された。実はこれが新潟県の酪農発祥とされている。その後昭和に入ると酪農がさらに発展し、酪農家は最大で50軒ほどにまで至った。1987年にはこの地域の酪農家9名で「安田牛乳加工処理組合」を設立し、ヨーグルトを発売開始。1989年には有限会社ヤスダヨーグルトに改組。「地域の酪農と共に在りて食文化を創造する」という経営方針に基づき、安田地区の酪農家が安心して生乳を絞れるように、加工品であるヨーグルトを製造し、全国に販売してきた。また、安全安心の生産体制を確立し、牛乳の消費拡大と全国に”ホンモノ”の美味しさを届けたいと考えている。

工場見学や直売所が大人気

地元酪農家と一緒に成長してきたヤスダヨーグルトは工場見学も積極的に受け入れており、特に子供達への食育活動には注力している。その結果、ほぼ毎日見学者が訪れるまでになった。これまでのヤスダヨーグルトはスーパーなどの小売店で販売されることが多かったが、近年では直売所もオープン。2016年7月にオープンしたY&YGARDEN(ワイワイガーデン)では、そこでしか購入できないワッフルやアイスを楽しむことができる。また、大規模な駐車場やキッズスペースを完備しているので連日多くの家族連れが訪れている。まさに地元住民が”ワイワイ”楽しめるスポットとして知られている。

ホエイを使った新しい取り組み

創業当時から製造されているヨーグルトが看板商品だが、さらなる商品開発にも取り組んでいる。その一つがヨーグルトを製造する上で発生するホエイ(乳清)の活用だ。ホエイとは牛乳から乳脂肪分やカゼインなどを取り除いた液体のことで、これまではうまく活用できていなかった。しかし、ホエイには水溶性たんぱく質・カルシウム・ビタミンなどの栄養素が多く含まれていることから、ヤスダヨーグルトではスキンケア商品を開発。生乳100%から作られた無添加の製品として女性から評判を呼んでいる。また、同じ阿賀野市のブランド豚「純白のビアンカ」の餌としても利用され始めた。今後もその活躍の場が広がっていきそうだ。

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生産者紹介

製造部部長:雪 孝光
製造部部長雪 孝光

阿賀野市(旧水原町)出身。実家で豚を飼育していたこともあり、幼い頃から動物好きだったことから、日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)の獣医畜産学部へ進学。卒業後は養豚業や飼料の販売の仕事を経験し、新潟へ戻った。その後ヤスダヨーグルトに入社し、これまでの経験を活かして製造部門を担当。はっ酵食品総合メーカーとして積極的に研究開発に取り組むことはもちろんだが、最も大切にしてることは愛情を込めて製品を作ること。今後は飲むヨーグルトだけでなくカップヨーグルトの販売にも力を入れていきたいと話す。また、創業初期に開発したフローズンヨーグルトをもっと全国に広めていきたいと考えている。

店舗詳細

店舗名称 ヤスダヨーグルト
住所 新潟県阿賀野市保田940
営業時間 8:30~17:30
定休日 日曜