かみはやしハム
新潟県村上市 店舗ジャンル:食品製造・加工村上市神林地区のハム・ソーセージ工房。地元のブランド豚「岩船豚」を使った商品を手がける。看板商品「荒挽フランク」は、「DLG ドイツ国際コンテスト」で金賞に輝いた。

地元のブランド豚を使ったハム・ソーセージ
かみはやしハムは、村上市神林地区に店を構えるハム・ソーセージ工房。地元のブランド豚「岩船豚」に付加価値を付けて販売することを目指し、1988年に創業した。神林地区は、古くから養豚業が盛んな地域。取締役・齋藤寿明さんも、養豚農家で生まれ育ったそうだ。「もともと、私も家業を継ぐつもりでした。ただ、その前に豚肉についての知見を広げようと、高校卒業後は群馬県の食肉学校に進学し、その後は無塩せきハムを製造している会社に就職しました」と、齋藤さん。入社して2年ほど経った頃、かみはやしハムを立ち上げる話があり、Uターンすることを決意。今では、この道30年以上のベテランだ。
国際的な品質競技会で金賞に輝く
ハム・ソーセージ作りで大切にしているのは、「原料肉の美味しさを最大限に活かすこと」。そのため、燻製にはやわらかな香りが特徴の「ブナの木」を使用。マイルドでやさしい味わいに仕上がるそうだ。また、齋藤さんが学んだ「本場ドイツの製法」も、かみはやしハムの商品作りの基盤になっている。「ドイツでは、香辛料の配合や塩加減はもちろん、豚肉の赤身や脂身の比率まで、バランスを追求します。例えるなら、積み木を重ねていくような作業です。土台がだめだと、すべてのバランスが崩れてしまいますよね。うちでは、土台がしっかりとしている、飽きの来ない味わいの商品を目指しています」と、齋藤さんは語る。2008年、「今の自分の実力を試したい!」と、世界的に有名な品質競技会「DLG ドイツ国際コンテスト」に2つの看板商品を出品。「荒挽フランク」が金賞、「ボンレスハム」が銅賞にそれぞれ輝いた。
生産者紹介

取締役齋藤寿明
村上市出身。ゆくゆくは実家の養豚業を継ぐことを目標に、高校卒業後は群馬県の食肉学校へ進学。その後、無塩せきハムの製造会社に就職する。ある時、「かみはやしハム」を立ち上げる話があり、Uターン。地元のブランド豚「岩船豚」を使って、さまざまなハム・ソーセージを手がけている。「県外の催事に出店すると、『なんで新潟でハム・ソーセージ?』と言われることがあります。新潟に豚肉のイメージがあまりないんですよね。岩船豚の美味しさを活かしたハム・ソーセージを全国に届けたいです!」と、齋藤さんは力強く語る。
店舗詳細
店舗名称 | かみはやしハム |
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住所 | 新潟県村上市宿田202-1 |