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果樹栽培の名産地、新潟市南区の果樹農家。14代目の嫁婿が、代々伝わる栽培技術を受け継ぐ。和梨やル・レクチェの園地・販路の拡大など、新たな取り組みにも意欲的だ。

小柳農園 芳醇な甘みと滑らかなくちどけのル・レクチェを届ける

100年以上の、歴史ある果樹農家「小柳農園」

新潟市南区(白根地区)は、日本有数の大河・信濃川と中ノ口川、2つの川の氾濫によって堆積した肥沃な土壌を生かし、江戸時代から果樹栽培が盛んな地域。小柳農園(こやなぎのうえん)はこの地で、100年以上続く果樹農家で、13代目の雅弘さん、14代目の嫁婿・大輔さんが力を合わせ、和梨やル・レクチェ、ブルーベリーの栽培を手掛けている。雅弘さんは、1985年に発足した、白根市西洋梨研究会のメンバーとして、ル・レクチェ栽培の研究に取り組んだ一員。「ル・レクチェがどのようなルーツの、どんな果物かも分からない」というゼロの状態から、苗木の選定や栽培・追熟方法、出荷時の検査など試行錯誤を繰り返し、現在の栽培方法を確立。地域の特産品として、ブランド化にも成功した。大輔さんは、義父・雅弘さんの背中を追いかけ、栽培技術を受け継ぎながら、「手間よりも、美味しさにこだわった果樹栽培」に取り組んでいる。

自然追熟にこだわり、美味しさを追求

収穫後、果樹農家によって追熟が行われ、食べごろに出荷される、ル・レクチェ。追熟の方法には、冷蔵庫を使用して一度果実を冷やす「予冷追熟」と、室温で追熟させる「自然追熟」がある。どちらも追熟により、果実の甘みや芳醇な香りを引き出すところは同じだが、自然追熟させたル・レクチェは、食べたときの滑らかさ・食感が格別。予冷追熟は、出荷時期を調整する際に便利だが、小柳農園は「とにかく美味しさを優先」させるために、毎日細やかな目配りと室温の調節などを行いながら、自然追熟を貫いている。その美味しさは評判を呼び、現在ル・レクチェの出荷先の7割は個人のお客さんで、リピーターも多数。全国にファンを抱える人気ぶりだ。

  • 小柳農園
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生産者紹介

14代目:小柳大輔
14代目小柳大輔

北海道出身。高校卒業後、ドラマ「深夜特急」に影響を受け、バックパッカーとして海外旅行へ。帰国後、就職のために上京し、現在の奥様(小柳農園の長女)と出会う。もともとサラリーマンは向いていないと感じていた小柳さんは、たびたび手伝っていた奥様の実家の果樹農家の仕事に興味を持ち始め、結婚を機に小柳農園の後継者となることを決意。現在は、義父・雅弘さんから和梨やル・レクチェの栽培方法を受け継ぎながら、共に美味しさにこだわった果物づくりに取り組む。近年では、梨の加工品や、ブルーベリー栽培など新たな分野に挑戦するなど、事業拡大に意欲的だ。

店舗詳細

店舗名称 小柳農園
住所 新潟県新潟市南区大郷689