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看板商品のかき氷バー「もも太郎」で親しまれる製氷会社。大正時代から続く「氷づくり」は高く信頼され、その技術力を活かして氷菓・アイスなどの「食」分野へ注力する。

株式会社セイヒョー 直売所「もも太郎ハウス」を併設した工場

70年以上愛されるいちご味のかき氷バー「もも太郎」

株式会社セイヒョーは、新潟県の定番氷菓「もも太郎」で親しまれている会社。1916年(大正5年)に、新潟製氷株式会社として創業し、当初は新潟港にて水揚げされた鮮魚や、その他冷蔵品の保存に使う「氷」を製造していたという。翌年には飲料水なども手掛けながら、新潟市を中心とする下越地方の各地に事業所を展開。「氷屋」として、業界内での信頼を高めていった。看板商品の「もも太郎」を手掛けるようになったのは、1946年(昭和21年)のこと。かつて新潟市の縁日では、かき氷を桃の形に固め、棒に指した氷菓が「もも太郎」という名前で売られていた。戦後まもない頃で、多くの人が甘味を求めていた時代。当時の代表は、このもも太郎を商品化することで、年間を通じて提供できないかと考えたのだ。実は当時、「もも太郎」の商品化に動いた会社は、10社程度あったという。しかし、セイヒョーが氷屋としての技術を活かして作り上げたもも太郎は、「溶けにくさ」と「ガリガリとした食感」を持ち味にロングセラーとなり、現在でも「新潟の夏といえばもも太郎!」と言われるほど愛されつづけている。

「氷屋」としての技術を活かした商品づくりに挑戦

製氷業として創業した株式会社セイヒョーは、冷凍食品やアイスの卸売業や、一時保管を請け負う冷凍倉庫業なども手掛けてきた。中でも、近年特に注力しているのが、自社商品の開発・製造事業だ。もちろん、中心となっているのは看板商品の「もも太郎」。さらに、派生商品「ももえちゃん」は、毎年フレーバーが変わる企画が大きなヒットを生んだ。また、秋以降にも手に取りやすいアイスも手掛けている。新潟県の特産品をアイスにした「スイーツセレクション」は、くろさき茶豆・村上緑茶・新潟県産牛乳バニラ・ル・レクチェ・越後姫をラインナップ。2017年には、いちごソースが美味しい「Vivarich(ビバリッチ)」を、ラクトアイスよりも乳成分を多くし濃厚に仕上げたアイスミルクとして販売スタートした。セイヒョーは創業100年を超える会社だが、「冷凍技術で食の可能性を拓く」をテーマに、ますますチャレンジ精神も燃やして活動している。

  • 株式会社セイヒョー
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生産者紹介

10代目社長:飯塚周一
10代目社長飯塚周一

セイヒョーの記念すべき第100期に、10代目の代表取締役として就任。消費者向け商品の製造部門において、これまでのOEM製造主体の体制から、自社商品主体の体制へと大きく転換する原動力となった。経営理念の一つ、「過去にとらわれることなく、常に前進する会社を目指します」を力強く有言実行してきた飯塚さん。もちろん、食の安全への配慮を大切にしながら、いまある商品のさらなる改良と、新たな魅力ある商品の開発に注力している。

店舗詳細

店舗名称 株式会社セイヒョー
住所 新潟県新潟市北区木崎下山1782-1
営業時間 もも太郎ハウス:10:00~12:00, 13:00~16:00
定休日 もも太郎ハウス:日・月・祝