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佐渡で人気のソーセージ・サラミ・ハム専門店「へんじんもっこ」。本場ドイツの製法を取り入れ、世界で愛される商品を提供する。近年、直営レストランも注目されている。

へんじんもっこ 島外からも多くの客が足を運ぶ人気店

新潟県が誇る世界の「へんじんもっこ」

へんじんもっこは、国内でも2番目の面積を誇る諸島「佐渡島」に工房を構える食肉加工専門店だ。3代に渡り、家族で経営・加工作業に取り組んでいる「へんじんもっこ」だが、初代は鶏専門の精肉店、2代目は食肉全般を取り扱う精肉店だったという。1980年代、交通整備が進み、大型スーパーといった精肉を購入できる店舗が増えるにつれ、2代目代表は精肉以外の取り扱いも視野に入れていったという。何か違う商品の生産を考えた時に、ドイツの精肉店は食肉加工も行うことを知り、ソーセージの製造を開始した。「折角やるのであれば、食肉加工が盛んなドイツの色を取り入れたい」との想いから、ドイツで実際に行われている製法を研究し、実践。知識が少ない状態で始めたため、最初は上手くいかなかったという。そんな中、テレビ放映をきっかけに、全国から注文が殺到するようになった。以降、小さな精肉店「へんじんもっこ」は、全国に名を轟かす人気食肉加工店への道を駆け上がっていくこととなる。

ドイツ製法で作る人気のソーセージ・サラミ・ハム

現在代表を務めるのは、3代目の渡邊省吾さん。4年間のドイツ修行を経て、現地公認国家資格「ゲセレ」を取得した一流の食肉加工職人だ。そんな省吾さんを始めとする「へんじんもっこ」が作るソーセージやサラミ、ハムなどは、食肉加工品の国際大会やコンクールなどで数々の賞を受賞した。ヨーロッパの権威ある大会「トレードコンテスト」で1999年、2000年、2001年と連続3年でカップを獲得。他にも、2005年にドイツで開催された南ドイツ食肉組合主催の「SUFFA」では、ソーセージ・パテ・ハム部門賞カップ、インターナショナル部門優勝カップを獲得するなど、世界で認められるほどの商品だ。中でも、乳酸発酵した肉の旨味を楽しめる「たまとろサラミ」や、スパイスの香りが爽やかな「焼きソーセージ」が人気を集めている。

これまでもこれからも「佐渡」と共に

同じく佐渡市内では、へんじんもっこの直営レストラン「de Vinco(デ ビンコ)」が名を馳せている。現代表の兄弟であるイタリアンシェフが、へんじんもっこの商品を使用したメニューを数多く提供している。美味しくカジュアルなイタリアンが楽しめるとあって、島外からの利用客も後を絶たない人気店だ。
今後は、頑固者という意味の「へんじんもっこ」の名を背負いながら、より一層商品の製造に力を入れていく。その中で、佐渡の風土を活かした商品の開発にも挑戦したいと渡邊代表は語る。

  • へんじんもっこ
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  • へんじんもっこ
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生産者紹介

代表取締役社長:渡邊 省吾
代表取締役社長渡邊 省吾

佐渡市出身。祖父や父が営んでいた「へんじんもっこ」を見て育ち、自然と3代目を継ぐ道に進んだ。高校を卒業後、単身で食肉加工の本場ドイツへと留学。現地公認の食肉加工国家資格「ゲゼレ(職人)」を取得した。4年間の修行を経て帰国し、へんじんもっこへ入社。食肉加工に従事しながら経営にも携わり、2012年には代表へ就任した。先代が築いてきた伝統の味を受け継ぎながら、新しいことにも取り組んでいる。佐渡島の気候風土を活かし、生ハムや乾燥サラミなどの製造を考えているという。「新商品を考えたり生産したりするのは難しいが、自分が作りたいものを思うように作れるのが楽しい」と笑顔で語る。

店舗詳細

店舗名称 へんじんもっこ
住所 新潟県佐渡市新穂大野1184-1
営業時間 9:00~17:00
定休日 年末年始