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名水「縄文雪つららの水」・伝統「麺帯八枚合わせ製法」で麺を作るまるや君が代。併設の麺喰い処「つるりん房」で、コシの強い麺を風味のよいアゴだしつゆで堪能できる。

まるや君が代 つるりん房 店内のテラス席からは庭園の眺めがよく、ゆったりと過ごせる

豊かな自然のもとで作られるこだわりの麺

長岡市の西に位置する旧三島町にある製麺所「まるや君が代」。裏山より湧き出る清水や適度に湿気を含む風といった麺づくりに絶好の条件がそろうこの地で、明治18年(1885年)から、各種干し麺(乾麺)を製造してきた。その自社製の麺を食べられる店としてオープンしたのが、麺喰い処「つるりん房」だ。店舗では、家庭で食べることの多いそうめんを、工場の敷地内から湧き出る名水「縄文雪つららの水」でゆで、その水とアゴだしなどを使用したつゆと一緒に提供。自宅では味わえないこだわりの味を堪能できる。そのほか、夏におすすめの「名水流しそうめん」をはじめ、うどんや温そうめん、干し中華(ラーメン)のメニューもある。これらの商品やメニューは、恵まれた自然環境と長岡手延べ麺の伝統を引き継いだ製法で、日々丹精込めて作られている。

長岡手延べ麺伝統の技法で作るコシの強い麺

まるや君が代の自家製麺は、なんといっても「コシの強さ」が特徴。その秘密は、長岡手延べ麺の伝統を引き継いだ「麺帯八枚合わせ製法」にある。その名の通り、薄く伸ばした麺生地を計8枚も重ね合わせる製法だ。途中に生地を寝かせる工程を挟むこともポイント。通常の製法にはない「弾力感」を生み出せるという。まるや君が代の干し麺はすべてこの製法で作られ、専用の切刃でそうめん、ひやむぎ、うどん各々の麺線に切り出して完成となる。原料水に使う「縄文雪つららの水」も美味しさの秘密の一つ。まるや君が代の敷地内に湧く清水で、店舗近くに縄文時代の集落が発見されていることから、太古の時代からの湧水として地域住民が大切に保全している。「新潟県の名水」にも数えられる硬度30前後の超軟水で、製麺に使えばまろやかな味わいに仕上がるのだ。

  • まるや君が代 つるりん房
  • まるや君が代 つるりん房
  • まるや君が代 つるりん房
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生産者紹介

菊池伸厚
菊池伸厚

東京の大学を卒業後、総合食品会社の経理部門に7年間在籍していた。1992年に「まるや君が代」(当時は「君が代製麺所」)が火災により、本社工場を焼失。叔父である当時の社長の一助となるべく、1994年に「まるや君が代」に入社。以降、2012年まで専務取締役として業務全般に携わる。2014年からは、現社長の支援のもとリスタート。干し麺の製造・販売業務を中心に、店舗の管理も行う。「1885年(明治18年)から続くこの地での製麺業を、量でなく特徴ある麺を生み出すことで続けていきたい」と話す。

店舗詳細

店舗名称 まるや君が代 つるりん房
住所 新潟県長岡市脇野町2015
定休日 木曜日