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中華料理を主力にした外食チェーンを展開する会社。数あるメニューの中でも不動の人気を誇るのが「五目うま煮めん」。濃厚な中華あんは多くのファンの心を掴んでいる。

三宝 家族連れも多い中華料理店「三宝亭」

看板商品は具材たっぷりの「五目うま煮めん」

新潟市西区の株式会社三宝は、外食チェーンを展開する会社。「レストラン三宝」「三宝亭」「楼蘭(ろうらん)」など、県内外に50店舗以上を構える。それらの多くで提供されているのが、ラーメンや餃子、チャーハンなど中華を主力にしたメニュー。どれもリーズナブルな価格で本格中華が味わえるため、幅広い世代から支持を得ている。中でも不動の一番人気を誇るのが「五目うま煮めん」。エビ、イカ、豚肉、タケノコなど10種類の具材がたっぷり。とろみのある濃厚中華あんが、もちもち自家製麺に絡んで絶品だ。週末は1日100杯以上の注文がある人気ぶりだという。

本格中華を徹底した「あん」

多くの県民から愛される「五目うま煮めん」。最大の魅力は、醤油ベースの中華あんだ。「濃厚で美味しい」「具材の旨味を感じる」と、好評を得ている。その秘密は、本格中華を極めた作り方にあった。三宝グループの店舗で調理長を務めていた商品開発部の石川昭二さんは、「中華の基本、『油通し』を徹底しています。ひと手間かかりますが、譲れないですね」と、語る。「油通し」とは、具材を100~140℃の低温の油にくぐらせ、旨味を引き出す工程。それらを中華あんに絡めながら炒めることで、あんに具材の旨味が溶け出し、味わい深いコクが生まれるのだ。石川さんは、「旨味だけではなく、食感も際立ちます。だからこそ、食べごたえのある『あん』に仕上がるのです」と、こだわりを見せる。

創業者はフレンチのコック

三宝の創業は1967年。商品開発部の石川さんは、「今でこそ県民にとっては中華料理の店で知られていますが、創業者はフランス料理の調理人だったんですよ」と、振り返る。創業者はもともと東京の高級ホテルに勤めていたという。新潟で独立開業する際、当時の時代背景から、「敷居の高いフランス料理店よりも、中華料理店の方が広く受け入れられるかもしれない」と考え、中華食堂をオープンしたのがはじまりだそうだ。フレンチの腕があったにも関わらず、一から中華を学んだというから驚きである。石川さんは、「創業者の英断があったからこそ、県民から愛されるお店に育ったのだと思います」と、語った。

  • 三宝
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生産者紹介

商品開発部:石川昭二
商品開発部石川昭二

阿賀町出身。高校卒業後、銀座の中華料理店にてコックとしてキャリアをスタート。調理長まで務めた後に新潟に戻り、1997年に株式会社三宝に入社する。創業者が築き上げた中華の技術を受け継いだ石川さん。本格中華を提供する「三宝茶楼」や「楼蘭(ろうらん)」の開業時に、調理長を担当するなど重要な役割を担ってきた。現在は、商品開発部の責任者を務めている。看板商品「五目うま煮めん」のレトルトパックの開発を手がけた石川さんは、「お店の味を自宅で楽しんでもらえるような魅力的なレトルト商品にも力を入れていきたいです」と、語っている。

店舗詳細

店舗名称 三宝
住所 新潟県新潟市西区鳥原1830-1