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南魚沼市塩沢の「牧之通り」に店を構える老舗の菓子店。口溶けがよく、砂糖の上品な甘さと爽やかなミントの味わいの「はっか糖」は、塩沢名物として知られている。

アオキ菓子店 「牧之通り」に面した店舗

江戸時代から続く老舗

南魚沼市塩沢は、江戸時代、江戸と越後を結ぶ三国街道の宿場町として栄え、越後上布(重要無形文化財)や塩沢紬(伝統工芸品)などの織物が特産品として発展した地域だ。現在は「牧之通り」が整備され、雪国ならではの雁木(がんぎ)のある町並みを再現している。この牧之通りの南端に店を構えるアオキ菓子店(青木商店)は、江戸時代から12代続く老舗。創業当初はよろず屋として、農業のかたわら織物などを扱ってきた。菓子店は戦後、現在の12代目・青木則昭さんの祖父の代から始まった。看板商品の「はっか糖」は、ご当地名物として知られている。このほかにも、薄荷葛きりなどの和菓子や、山ぶどうを使用したゼリー「雪譜の詩」、地酒「鶴齢」を使ったケーキなどの洋菓子も多数提供している。

雪国塩沢の歴史伝えるはっか糖

長さ9センチ、直径1センチほどの細長い棒状をした「はっか糖」。口に入れるとスッと溶け、砂糖の甘さとともに薄荷のスーッとした感覚が喉を抜けていくアオキ菓子店の看板商品だ。この銘菓には、雪国塩沢の歴史や風土が凝縮されている。塩沢では古くから薄荷が自生し、戦国武将上杉謙信がこの地を訪れた際、住民から献上されたとの伝説が残っている。江戸時代には、冬の寒さと蒸留技術を応用して作られた結晶状の「薄荷圓(はっかえん)」が販売されるようになった。塩沢産の薄荷は品質が高く、万病に効く薬として、江戸や大坂では高値で取引されたという。また、はっか糖の製造も、塩沢の盆地特有の気候が大きく関わっている。江戸時代中期ごろ、夏に作った飴が湿気を吸い、砂糖に戻ったことで偶然出来たのだという。「口溶けの良い砂糖菓子に、涼しさを感じられる薄荷を使ったのではないでしょうか」と青木さんは推測する。三国街道を行き交う人が、塩沢のはっか糖で、旅の疲れを癒やす。薄荷の香りとともに、そんな情景が思い浮かんできそうだ。

  • アオキ菓子店
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生産者紹介

12代目:青木則昭
12代目青木則昭

南魚沼市(旧塩沢町)で代々続く青木商店(アオキ菓子店)の長男として生まれる。学生時代、せんべい屋でのアルバイト経験を機に、「はっか糖作りを一生の仕事にしたい」と店を継ぐことを決意した。大学卒業後は、村上市の老舗和菓子店で3年間修行。あんこの練り方、火加減など、五感を使って和菓子を作る技術を叩き込んだ。26歳で実家に戻り、はっか糖と向き合い続ける日々を送る。はっか糖は気温、湿度、天候などの条件が仕上がりに影響する繊細な菓子。20年以上の経験とデータ、そして「はっか糖と会話をしながら」という感覚を頼りに、60度以上ある飴を素手で練る。「20年以上やってきて、ようやく少し分かってきました。本当に一生かかる仕事ですよ」と照れ笑い。極上のはっか糖を目指し、さらに腕を磨き続ける。

店舗詳細

店舗名称 アオキ菓子店
住所 新潟県南魚沼市塩沢81