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「#新潟直送計画で買ったよ」5月のプレゼント

国産わらび粉を100%使った「生わらび餅」を看板商品に掲げる専門店。銅鍋で丁寧に手練りすることで、みずみずしくて、口溶けなめらかなふわふわ食感に仕上げている。

生わらび餅専門店 新雪 わらび餅を活かしたドリンクやアイスも人気

国産わらび粉100%の「生わらび餅」

新雪(しんせつ)は、新潟市西区に店を構えるわらび餅専門店だ。国産わらび粉を100%使用し、丁寧に手練りで作っている。原料の水は、国産の備長炭を一晩入れたミネラル豊富なものを使用しているという。看板商品は、プレーンの「生わらび餅」。とてもやわらかく、口溶けがなめらか。わらび餅の豊かな風味は、きな粉の甘さに負けない存在感で、「わらび餅本来の甘みを感じる」と好評だとか。ちなみに、店名について代表の小川正和さんに伺うと、「わらび餅の食感から、降り積もった雪のふわふわ感をイメージしたことが由来です」と、教えてくれた。

「銅鍋」を用いた手練り製法

美味しさの秘密の一つは、風味が豊かな「本わらび粉」を使用していること。わらびの根っこの粉末からわずか0.7%ほどしか取れない貴重な原料だ。そして、「銅鍋」を用いた手練り製法もこだわり。銅鍋は熱伝導率が高いため、原料に素早く火を通すことができる。「高温短時間の火入れがポイントです」と、代表の小川さん。時間をかけずに加熱することで、その分水分が蒸発しにくいという。だからこそ、一般的なわらび餅に比べて、みずみずしく、ふわふわの口溶けに仕上がるのだ。

わらび餅の概念を覆すユニークなスイーツ

新雪が掲げるコンセプトは、「伝統菓子を一歩先の時代へ」。和菓子を次の時代に繋げていくため、若い世代をターゲットにした商品開発を目指している。たとえば、カカオ80%のハイカカオを練り込んだ「生チョコわらび餅」。わらび餅の甘さとチョコのほろ苦さが絶妙にマッチしたスイーツ。口溶けも素晴らしく、チョコレート好きにはたまらない。「もちっぺ」は、ずばり「飲めるわらび餅」。とろとろの生わらび餅が入っているフラッペだ。店頭にあるきな粉やシナモンを自由にトッピングでき、SNS映えするドリンクとして話題を呼んでいる。そして、子どもからお年寄りまで幅広く人気を集めるのが「笑(わら)びもちアイス」。魅力は、一般的なアイスに比べて溶けにくいこと。「なかなか溶けない夢のようなアイス」「もちもち食感が美味しい」とファンが多い。

  • 生わらび餅専門店 新雪
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生産者紹介

代表:小川正和
代表小川正和

新潟市中央区出身。飲食系の企業に就職し、店舗マネジメントやエリアマネージャーを担当した。そんな中、「自分のお店を持ちたい」という夢を抱くようになり、10年間勤めた会社を退職。独立し、2023年に「生わらび餅専門店 新雪」をオープンした。「もともと食べ歩きが大好きなんです。ある時、北海道の和菓子屋さんで食べたわらび餅が抜群に美味しかったんですよ」と、振り返る小川さん。その店で学んだ技術を活かして、国産わらび粉を100%使った手練りのわらび餅を提供している。定番のわらび餅のみならず、わらび餅のパイやアイスなど、ユニークな商品開発にも力を注ぐ。「日本の和菓子業界も高齢化が深刻化しています。和菓子の奥深い魅力を受け継いで、日本はもちろん、世界に広めていきたいです」と、笑顔を見せた。

店舗詳細

店舗名称 生わらび餅専門店 新雪
住所 新潟県新潟市西区小針3-26-19