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長岡市栃尾地区の名産品「栃尾の油揚げ」を製造する会社。菜種油や豆腐の原材料の問屋である強みを活かし、厳選した素材とこだわりの製法で、高品質な油揚げに仕上げる。

油屋久助商店 長岡市栃尾地区にある油揚げの工場

創業から400年以上の老舗菜種油問屋が手掛ける、「栃尾の油揚げ」

長岡市にある油屋久助商店は、菜種油や豆腐の材料・製造機械の卸売、栃尾の油揚げの製造販売を行っている会社。創業はなんと1616年(元和2年)。江戸時代には長岡藩御用達の油問屋だったという。長年、菜種油を栃尾の油揚げを製造する豆腐店に卸していた。栃尾の油揚げの販売を始めたのは2015年。きっかけは、2004年に廃業危機にあった、長岡市の老舗豆腐店「佐野屋」を買収したこと。そこから、豆腐製造を手掛けるようになる。その後、消費者や豆腐を卸していたスーパーから「栃尾の油揚げを作ってほしい」という声が上がるようになる。栃尾の油揚げは、長岡市栃尾地区(旧栃尾市)の名物で、当時から、メディアなどに多く取り上げられるほど有名。そのため、人気が急上昇し、値段が高騰していたこともあり、「手頃な価格で、質の良いものを作れないか」との声が上がっていたという。数年間試作を重ね、2015年から、栃尾地区で本格的に販売を開始した。試作品のころから、スーパーや商社のバイヤーさんからも好評。今では、製造開始当初から製造能力を超えるほど、油屋久助商店の人気商品となっている。

豆腐店向けの問屋の強みを活かし、素材や製法にとことんこだわる

油屋久助商店では、栃尾の油揚げに使う素材と、製法にとことんこだわっている。まず、素材は、菜種油や豆腐の原材料の問屋である強みを活かし、油揚げに適した素材を厳選している。油揚げに使用する大豆は、代表の久保原さん自身が厳選した北米産の大豆を使用。大豆を仕入れる際は、久保原さん自ら現地に赴き、買い付けを行うほど質の高い大豆にこだわる。次に、油揚げを揚げる際に使用する油は、煎り種入りの高品質な菜種油にこだわる。菜種を煎ってから搾油したものであるため、より菜種の香ばしさを感じるのが特徴。そのため、より香ばしい油揚げを揚げることができるのだ。最後に製法。同店では「昔ながらの栃尾の油揚げ」に近づけるように製造している。機械の導入も進めているが、美味しい油揚げを作るポイントとなる工程では手作業にこだわる。特に、揚げの工程では、必ず人の目で揚げの状態を見るようにしている。原材料と製法にこだわった同店の油揚げは、関東の大手スーパーで取り扱いがあるほど好評だ。

  • 油屋久助商店
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生産者紹介

代表:久保原 昇
代表久保原 昇

長岡市出身。油屋久助商店に生まれる。地元の商業高校を卒業後、中央大学商学部に進学。大学時代は、会計士を目指していたという。卒業後は、会計士の専門学校で講師を務めた後、実家の油屋久助商店に入社。入社後は、主事業だった菜種油の卸売業から、当時主な取引先であった豆腐屋さん向けの大豆や製造機器の販売に幅を広げていった。栃尾の油揚げの製造販売を始めたのも、元々取引のあった豆腐屋「佐野屋」が中越地震をきっかけに廃業したこと。製造機械がもったいないと感じ、佐野屋の工場長と意気投合し、豆腐や油揚げの製造を受け継いだ。「栃尾の油揚げ製造は、まだ始めて間もない事業。売り上げを確立させていきたい」と意気込む。

店舗詳細

店舗名称 油屋久助商店
住所 新潟県長岡市北荷頃字西荒途56-3