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新潟市東区で、冷凍餅菓子を手掛ける食品製造会社。「おいしさに真心そえて!お菓子を通して人に笑顔を!」を理念に掲げ、新潟の食文化を全国に発信する。

株式会社港製菓 食品製造に関わる国際認証「FSSC22000」を取得した本社工場

1973年から、餅菓子に特化した冷凍和菓子を作る会社

株式会社港製菓は、新潟市東区にある冷凍餅菓子の製造会社。1936年に、高級米菓の製造会社として創業。戦後に、餅菓子を中心とした朝生菓子の製造に転換したという。冷凍餅菓子の製造を始めたのは、1975年頃。当時、「東京で笹だんごを販売できないか」という話があったが、賞味期限の問題からすぐに足を踏み切れなかったという。その際、当時流行っていた「冷凍ミカン」の流通を使って発送できないかと考え、笹だんごの冷凍技術の研究を開始。独自の工夫により、解凍後も作りたてのもっちり食感を再現できる冷凍技術を確立した。この技術により、県外への販路開拓はもちろん、海外への輸出も可能に。現在は、北米やヨーロッパを中心に、20ヶ国以上の国へ和菓子を輸出。港製菓の餅菓子は、海外でも評価を受けているという。

商品開発室を設置し、ニーズに合った餅菓子を作る

港製菓では、笹だんごを中心に、大福や生クリーム大福など、約50種類ほどの餅菓子を製造している。現代表の高橋さんが、積極的に新商品の開発を推し進めてきたという。「前職では、お菓子の商品開発に携わり、戻ってきてからも新しい商品を作りたかったのです」と語る、高橋さん。2012年には、商品開発室を設置し、更なる商品開発に力を注いでいる。「商品開発室を設置してからは、お客さんのニーズや、営業から上がってきた商品アイデアを、現場と調整しながら形にできるようになりました」と、高橋さん。春をイメージできる「笹ざくら」、新潟らしさ溢れる「越後姫の生クリーム大福」など、多くの商品を開発してきた。様々な商品ができるのも、餅菓子の要となる「製餡」を自社ですべて行っているため。長年こだわってきた技術を活かし、更なる商品展開を目指していく。

社員一丸となって徹底する「食品の安全」への取り組み

港製菓では、「食品の安全」についても徹底している。1996年頃に、「品質管理室」を立ち上げ、今まで外部に委託していた検査などを内製化。より、衛生環境の優れた生産環境を整えていった。2005年には、品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9001」を取得。さらに、2013年には食品安全マネジメントシステムに関する国際規格「ISO22000」、2021年には、その基準をさらに補強した「FSSC22000」を取得した。「お客様へ安全で確かなものをお届けするために、社員全員で食品の安全について取り組んでいます」と、高橋さんは語る。

  • 株式会社港製菓
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生産者紹介

代表取締役:高橋裕之
代表取締役高橋裕之

新潟市中央区出身。仙台市の大学を卒業後、大手チョコレートメーカーへ就職。主に新商品の開発や研究に携わっていた。1991年に、当時父が社長を務めていた株式会社港製菓へ入社。前職の経験を活かし、新商品の開発や、品質管理室の立ち上げなど、積極的に社内の改革に取り組む。「お菓子といえども、今までとは違う分野のお菓子のため、最初は戸惑うことも多かったです」と語る、高橋さん。1998年に代表に就任した後は、品質管理の徹底はもちろん、商品開発室を立ち上げ、更なる新しい商品づくりに力を入れている。「自社の和菓子の魅力を日本全国はもちろん、もっと世界へ発信していきたい」と、和菓子への情熱を語る。

店舗詳細

店舗名称 株式会社港製菓
住所 新潟県新潟市東区臨港町3-4609-9