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土耕栽培にこだわって新潟ブランドイチゴの越後姫を生産する「SHOKURO」。「美味しさ」と「エンターテイメント」を融合させ、食べる人の幸せに寄り添う農園を目指す。

SHOKURO エンターテイメントの融合で新たな農業の形を創造

時代に逆らい伝統を貫く「土耕栽培」

新潟市江南区大江山にある農家「SHOKURO」は苗を土に植えて育てる昔ながらの農法「土耕栽培」にこだわり、新潟県のブランドイチゴ「越後姫」を栽培する。現在の越後姫栽培は、高さ1メートルほどの高設ベンチ上に畑を作って苗を育てる「高設栽培」が主流である。立ったままの楽な姿勢で管理・収穫ができるため、作業効率が飛躍的に向上する上、イチゴ狩りに訪れる人にも喜ばれる人気のスタイルだ。しかし、「SHOKURO」はそれを選ばない。理由は伝統的な「土耕栽培」にしか出せないイチゴの美味しさがあるからだ。独特の深い甘みと強烈な香り、桃のように柔らかくみずみずしい食感は一度食べたら忘れられないと、リピーターが多い。腰を曲げての作業や収量が限られているなど、苦労も多い土耕栽培だが、SHOKUROは美味しい越後姫を生み出すために、その労力を惜しまない。全ては食べる人の笑顔のためだ。

山倉代表が考える新しい農業の形

父から経営を引き継ぎ、「SHOKURO」の代表となった山倉さんは、ダンスとイラストを得意とし、おしゃべりも大好き。Podcast(インターネットラジオ)のパーソナリティーとして活動するなど、実に多彩な才能を持つ。就農したのは10年ほど前だが、越後姫作りに本格的に向き合い始めたのは数年前、父の熱い想いに触れたことがきっかけだった。それまでは、クリエイティブなことが好きでその才能とエネルギーを農業以外の事に向けていたが、「父がこんなに丹精込めて作っている越後姫なら、もっとたくさんの人に知ってほしい、食べてほしい」と思うようになり、父の越後姫を自身のイラストを使ってブランディングすることや、得意のSNSやPodcastを利用した情報発信などに力を入れてきた。当初は「お手伝い感覚」だったという農作業にも積極的に関わり、エンターテイメントとの融合で進化させていきたいと意気込む。

  • 土耕栽培の越後姫 土耕栽培の越後姫
  • 大切に育てました 大切に育てました
  • 山倉ファミリーのイラスト 山倉ファミリーのイラスト
  • 山倉ファミリー 山倉ファミリー

生産者紹介

代表:山倉慎二
代表山倉慎二

新潟市江南区大江山出身。農家の次男として生まれる。高校卒業後は新潟市西蒲区の農業大学校へ進み野菜作りを専攻。イチゴ栽培を始め、農業経営について学んだ。大学卒業後は、実家の「やまくらファーム(現SHOKURO)」に戻り就農。父のイチゴ作りを手伝ってきた。ただ、33歳になる現在まで農業一筋できたかというと、そうでもないという。趣味であるイラスト・ダンス・Podcastのパーソナリティーなどにクリエイティブのエネルギーを注ぎつつ……農業は「お手伝い感覚」だったそうだ。しかし、父の農業に対する熱い想いに触れてからは意識が一変。現在は「農業にエンターテイメントを。」との理念を掲げ、得意とするイラストやSNS・Podcastによる発信などと農業を融合させ、「自分の農産物を買ってくれたお客さんや、周りの人たちの日常の幸せに寄り添いたい」と意気込む。

店舗詳細

店舗名称 SHOKURO
住所 新潟県新潟市江南区西山521