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果樹の名産地・新潟市南区にて、梨栽培を手掛ける果樹農家。新潟特産の洋梨「ル・レクチェ」の栽培には、特に情熱を注ぎ、濃厚な味わいを追求して育てている。

高清農園 梨好き農家が大切に管理する果樹園

土作りにこだわり、濃厚で美味しい梨を作る

高清農園(たかせい)は、果物栽培の盛んな新潟市南区にある果樹農家。和梨や、新潟名物の洋梨「ル・レクチェ」を育てている。こだわりは、有機肥料。植物油の油かすや、魚の骨粉などを混ぜ込んだもので、梨を濃厚にしてくれる効果がある。代表の下川さん曰く、「化学肥料だけでは、味ののった、ほんとうに美味しい梨は作れない」という。化学肥料は、植物が生長に必要な栄養素そのもので、効果が出るまでが早い。しかし、繊維質やミネラルが足りず、果樹が元気に育たない。その点、高清農園の有機肥料は、植物油由来の繊維質と、骨粉由来のミネラルがたっぷり。土壌内の微生物まで活性化し、元気でたくましい果樹が育つのだ。こうして実った梨は、もう絶品。旬の時期になると、地元の人たちが園地まで買いに訪れる。毎年買っている人から、「もう、美味しくって。やっぱり高清さんのじゃないと」という声が挙がるほど大人気だ。

情熱を持って育ててきたル・レクチェ

もともと、米専門の農家だったという高清農園。現在の主軸である梨を育てはじめたのは、1970年頃の減反政策がきっかけだった。この政策は、米の過剰生産を防ぐために、米以外の農作物を栽培するよう、全国の農家に要求したもの。高清農園の位置する庄瀬地区一帯では、多くの農家が「ぶどう」の栽培を始めたという。そんな中、高清農園は、梨農家になることを決意。周囲から反対の声もあったそうだが、それでも意思を貫き通した。ここまで梨にこだわった理由は、当時、人気が出始め、初代代表の大好物だった洋梨「ル・レクチェ」を、どうしても作りたかったためだ。高い熱量を持ってスタートさせた梨栽培だが、美味しい梨を安定的に生産できるようになるまでには、多大な努力を払ってきたという。ル・レクチェは、特に繊細な果物で、霜や長雨といった自然現象の影響を受けやすい。しかし、ちょっとでも傷があると出荷できない。こうした被害を受けるたびに、危機を乗り越えてきた。その情熱は、2代目の下川さんにも受け継がれ、現在は、ル・レクチェで88アール、和梨で132アール、合計220アールの圃場を管理している。

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生産者紹介

2代目:下川美樹
2代目下川美樹

新潟市南区出身。庄瀬地区の梨農家「高清農園」の娘として生まれる。地元で大手菓子メーカーに勤務した後、沖縄県に移住。結婚・出産を経て、地元にUターン。2020年に就農し、実家の高清農園の2代目を継ぐ。小さな頃から、畑仕事や収穫作業を手伝っていたという下川さん。現在は、自らも主体となって、梨を栽培している。やりがいは、「美味しい」の一声。「自分たちが育てた梨が一番美味しい」という自信を持って、果樹栽培に取り組んでいる。

店舗詳細

店舗名称 高清農園
住所 新潟県新潟市南区庄瀬6697