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江戸時代から受け継がれてきた酒造りの技術を現代に伝える「よしかわ杜氏の郷」。酒米の栽培方法からこだわり、新潟県伝統の「辛口淡麗」な味わいの日本酒を醸造する。

よしかわ杜氏の郷 自社の「日本酒」や地域で作られた「酒の肴」を販売する店舗

米作りからこだわる酒蔵

「よしかわ杜氏の郷」は、上越市吉川区にある酒蔵だ。キリリとした辛口淡麗の味わいにこだわり、多くの日本酒好きをうならせている。美味しさの秘密は、水や肥料を極力与えず育てた「酒米」にある。この栽培方法には、稲が栄養や水を吸い上げようと、根を広く張り巡らせ、たくましく健康に育つ効果がある。米はアルコールの元になる「でんぷん質」を多く蓄え、キレのある酒が醸造できるのだ。この栽培方法を実践する農家が少ないため、よしかわ杜氏の郷では、なんと自ら酒米を生産している。こだわり抜いて造った日本酒は、酒販店だけでなく、酒蔵に併設した自社店舗でも販売している。こちらでは、酒蔵の様子を見学することも可能。多くの人が店に足を運び、酒造りのこだわりを聞き、よしかわ杜氏の郷が造った日本酒を買い求めている。

杜氏のふるさと「上越市吉川区」

上越市吉川区一帯では、1691年から日本酒造りが始まったとされる。それ以前から原料となる米を多く生産していたことに加え、冬の低気温が麹の発酵に適しており、日本酒の醸造は地域に広く普及していったという。多いときは、27集落すべてに醸造蔵があったほど、古くから酒造りが盛んな地域だ。そんな吉川区は多くの「杜氏」を輩出してきた。杜氏は、酒蔵の醸造責任者であり、日本酒造りのスペシャリスト。吉川区で醸造を学んだ職人は、その腕の良さから、全国各地の酒蔵で杜氏を任されるのだ。脈々と受け継がれてきた酒造りの技術は、よしかわ杜氏の郷にも息づいている。

  • よしかわ杜氏の郷
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生産者紹介

2代目杜氏:小池善一郎
2代目杜氏小池善一郎

酒造歴46年以上の職人。上越市吉川区に生まれ、地元の吉川高校醸造科にて、日本酒造りの基礎を学ぶ。卒業後は、吉川区出身の杜氏とともに愛知県の酒蔵へ勤め、本格的に日本酒造りを修行する。2002年に吉川区へ帰郷し、よしかわ杜氏の郷で働く。2年後には、杜氏へ就任した。目標は、自分が美味しいと思える日本酒を安定的に醸造すること。酒は米の品質や気温、湿度などさまざまな要素に影響を受け、味が変化しやすいという。理想の日本酒を造り続けるためにも、麹の状態を良く観察するという「基本」を大切にしている。

店舗詳細

店舗名称 よしかわ杜氏の郷
住所 新潟県上越市吉川区杜氏の郷1
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)