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名勝・八木ヶ鼻を望む水田で稲作に取り組む農家。守門岳からもたらされる雪解け水を活かして栽培するコシヒカリは、みずみずしく、噛むほどに増す芳醇な甘みが好評だ。

くろべえ 日本の原風景のような雄大な自然

三条市のブランド米「八木ヶ鼻舞い」を生産する農家

三条市の下田地区にある八木ヶ鼻(やぎがはな)は、市の名勝に指定されている景勝地。五十嵐川の上流にそびえ立つ高さ約200mの崖と、荒々しい岩肌は圧巻の美しさだ。そして、麓に佇むのが稲作の神様が祀られた八木神社。かつては頂上に存在していたこともあり、今でも神聖な場所として崇められている。そんな八木ヶ鼻を望む水田で、三条市のブランド米コシヒカリ「八木ヶ鼻舞い」の栽培に取り組んでいるのが、米農家の「くろべえ」。ブランド名には、「稲作の神様が宿る八木ヶ鼻に見守られて育ったコシヒカリ。美味しく食べて舞い上がってほしい」という想いが込められているという。コシヒカリといえば、米どころ新潟を代表する品種。芳醇な香り・ツヤ・粘り・甘みが抜群だ。地元の道の駅や温泉施設で販売されており、「風味が豊か」「噛むほどに旨味を感じて美味しい」と、人気を集めている。

豊富な雪解け水に恵まれた地域

三条市の下田地区は、かつて天然の湧き水が50ヶ所以上もあったといわれる、新潟県屈指の名水地域。人々は水の恩恵に感謝しながら、水源を守ってきたという。それらの源流となるのが、標高約1500mの袴岳を主峰とする守門岳。春になると、上質なミネラルを含んだ雪解け水が、守門川に流れ込み、やがて水田を潤してくれる。そんな清らかな水をたっぷり吸収するからこそ、みずみずしく、甘みの強い米に育つのだ。

多種多様な生き物が生息する豊かな自然

「環境に配慮した米づくり」をモットーに掲げるくろべえは、美しい自然を未来へ残すため、無農薬・無化学肥料で栽培。有機JAS認証を受けている。農薬を抑えることは、同時に「自然と共存」することにも繋がるという。代表の早川太郎さんは、「田んぼ周辺にはたくさんの生き物が生息しています。トンボもいろいろな種類が飛んでいますね」と、教えてくれた。準絶滅危惧種に指定されているトノサマガエルや絶滅危惧種のゲンゴロウを見かけることもあるというから驚きである。「自然の虫たちに助けられていますよ」と、早川さん。なぜなら、田んぼに生える草や害虫を食べてくれるからだ。まさに、生態系の仕組みが活かされた栽培といえるだろう。

  • くろべえ
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生産者紹介

代表:早川太郎
代表早川太郎

三条市出身。大学で微生物の研究をしていた経験を活かして、肥料を製造する会社に就職。その傍ら、米農家として就農。会社で培ったノウハウを活かしながら、有機JAS認証米の生産に取り組んでいる。「下田地区は中山間地域で気温が低いため、収量があまり見込めません。その代わりに、豊かな自然の中で稲がのびのび育ってくれるんです」と、嬉しそうに語った。そんな早川さんが作る米は、地元の保育園の給食にも採用されているそうだ。「量より質」にこだわり、幅広い世代が安心して食べられる米づくりに日々励んでいる。

店舗詳細

店舗名称 くろべえ
住所 新潟県三条市長野444番地