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3代続く柏崎市の海鮮珍味専門店。長年お客様の声を聞きながら商品づくりを行ってきた地元の人気メーカー。

田塚屋 株式会社 田塚屋

「鯛の子印」のブランドとして知られる老舗こだわりの珍味

3代続く柏崎市の海鮮珍味専門店、株式会社田塚屋。創業から80年続く老舗である。昭和初期、元々八百屋としてスタートしたが、戦後にお店の位置する柏崎市西本町が魚市場として栄え始め、それを期に海産珍味の製造を始めた。地元では「鯛の子印」のブランドとして知られている田塚屋の加工品。主要な商品に魚卵の塩辛や鱈の親子漬などがある。イカやエビの塩辛などは全国各地で製造されているが、魚卵を塩辛にした商品を取り扱っているお店は少ない。田塚屋の塩辛は一年以上も漬け込んでおり、塩辛く深みのある味わいが人気の商品である。

手作業で行う丁寧な加工。完成度の高い商品

日本海に面している柏崎市には漁港が多く、海産物の流通が盛んである。市内にはいくつかの魚市場があり、海産物は地元の名産品となっている。また海産物と並び、水産加工品も名産品の一つ。昔ながらの製造方法にこだわる水産加工品店が多く、品質の水準がとても高い。田塚屋もそんなお店の一つである。大手とは違い、手作業にこだわっているため、商品一つ一つの完成度が高い。見た目もきれいなため、田塚屋の作る海産珍味はお中元やお歳暮などの贈り物として多く利用されている。また、飲食店や旅館などの卸先からの評価も高い。

お客様の声から生まれる商品づくり

創業から現在に至るまで、個人のお客様を相手に直接販売を行ってきた田塚屋。お客様一人一人の声を聞きながら、ニーズに応える商品づくりを行ってきた。品質にこだわり、お客様好みの商品を作り続けてきたため、常連客や地元の年配層からの支持が厚いものの、若い人たちにはあまり馴染みがない。今後は地元の若い人たちのニーズも拾いながら新商品の開発や食べ方の提案など、もっと多くの人に自社の商品を食べてもらえるような取り組みを行っていく。

  • 3代目尾崎 徳明さん 3代目尾崎 徳明さん
  • 豊富な商品が並ぶ店内 豊富な商品が並ぶ店内
  • 一つ一つ丁寧な手作業 一つ一つ丁寧な手作業
  • 昔ながらの製法 昔ながらの製法
  • 田塚屋のロゴマーク 田塚屋のロゴマーク
  • 鱈の親子漬 鱈の親子漬

生産者紹介

3代目社長:尾崎 徳明さん
3代目社長尾崎 徳明さん

新潟県柏崎市出身。高校卒業後は東京の大学に進学。大学を出た後はそのまま都内の住宅メーカーに就職し、設計やデザインの仕事をしていた。平成4年、地元柏崎に戻り、株式会社田塚屋に入社する。全く異なる業界からの転職だった。最初のうちは何もわからなかったが、毎日日記をつけ、製法や販売について教わったことを記録しながら勉強を積み重ねてきた。「入社当時は水産加工のことが全くわからなかった。だからこそ顧客目線の商品づくりができたんだと思います。」そう話す尾崎さん。これまでの主だった卸売りや店頭での販売以外にもインターネットでの販売をスタートさせた。平成24年には社長に就任。これからは若い人たちにも海産珍味を楽しんでもらえるように、商品開発や食べ方の提案を行っていきたいと力強く話してくれた。

店舗詳細

店舗名称 田塚屋
住所 新潟県柏崎市西本町2-6-27
営業時間 8:30~17:30
定休日 日曜日・祝日