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創業300年以上の歴史ある味噌・醤油店。昔ながらの木樽を使って仕込む醤油は、古くから村上市の食文化を支えてきた。地元民はもちろん、県外のファンも多い。

てんや味噌醤油店 大正時代から変わらぬ店構え

村上市で江戸時代に創業した味噌・醤油醸造元

古くから城下町として栄えていた、新潟県北部に位置する村上市。この地で味噌や醤油の醸造を行っているのが、「てんや味噌醤油店」だ。現在は、10代目の加藤剛さんがその味を守っている。「資料が残っていないので定かではないですが、今から300年以上前に創業したと聞いています。現在残っている蔵の中には、江戸時代からある蔵もあるんだそうです」と、加藤さんは語る。てんや味噌醤油店では、創業当時から現在まで、昔ながらの「木樽仕込み」にこだわっている。木樽で仕込んだ味噌は1年間、醤油は2年間じっくりと熟成。まろやかで旨味のある味わいに仕上がるのだそう。「味噌や醤油は発酵調味料と言われるもの。発酵させるには、菌が重要な役割をしています。長年使用している木樽や蔵に棲みついた菌が、味わいの決め手になっていると思いますね」と、加藤さんは教えてくれた。こうして造られた味噌や醤油は、村上の人々の食卓には欠かせない調味料だ。

変化させながら「てんやの味」を守る

村上市のスーパーの醤油コーナーには、てんや味噌醤油店の「テンヤ醤油」がズラリと並んでいる。こちらの醤油は、塩分量が少なく、「甘口」なのが特徴だ。刺身に付けて食べると、ほのかな甘みが食材の味を引き立ててくれる。「うちの醤油は昔からずっと甘口。甘みが強いので、『煮物を作るとき、みりんを入れなくても味が決まる』なんていうお客さんもいらっしゃいますよ」と、加藤さん。そんな地元の人々から長年愛されている味わいを守るべく、加藤さんは毎年少しずつ製法を微調整をしているという。「長い年月の中で、醤油を造る環境や気候、さらに人の味覚も変わってきます。それらが変わっても、昔から続く『てんやの味』を感じてもらえるように試行錯誤しています。努力の甲斐あってか、昔からのお客さんにも長く愛用していただいています」と、加藤さんは誇らしげに笑う。

  • てんや味噌醤油店
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生産者紹介

10代目:加藤 剛
10代目加藤 剛

南魚沼市六日町出身。結婚を機に、妻の実家である「てんや味噌醤油店」に入社。義理の父である9代目から、味噌・醤油造りを学んだという。「先代は、『見て覚えろ』というような職人気質の人でした。専門に勉強してきたわけではないので、感覚で覚えてきましたね」と、加藤さん。2010年に10代目に就任し、味噌・醤油造りを主導している。「代々受け継いできた伝統の味を守らないといけないというプレッシャーはかなりありましたね。少しづつ微調整をしながら、テンヤの味を守っています。うれしいことに、代替わりしてから味が変わったと言われたことは一度もないですね」と、加藤さんは誇らしげに語る。

店舗詳細

店舗名称 てんや味噌醤油店
住所 新潟県村上市小国町4-19