純銅鍋（蓋・ざる付き）

「かざりや」は、長岡市寺泊の金属加工メーカー「星光産業」が手掛ける純銅製品ブランド。国産原料にこだわり、銅ならではの特性を活かした製品を展開しています。今回ご紹介するのは、純銅鍋。鍋・蓋・ざるの3点セットです。新潟を代表する味覚・枝豆を美味しく茹でるために開発されました。「枝豆を洗ったら、ざるごと鍋に入れられますよ」と、代表取締役の星野さんは話します。枝豆のほか、野菜全般を茹でるのにぴったりですよ。

かざりやの鍋には、純銅製ならではの魅力があります。まず、加熱時間の短さ。「熱伝導率はアルミの約2倍。だから、短時間で火を通すことができるんです」と、星野さんは教えてくれました。ムラなく均等に熱が行き渡るので、食材の美味しさをしっかりと引き出すことができます。また、野菜を色鮮やかに茹でられることもポイント。銅イオンの作用によって、野菜本来の色味を損なうことなく、見た目も美しく仕上げることができるのです。

かざりやを展開する「星光産業」が大切にするのは、「一生使えるものづくり」。そのためのこだわりの一つが、国産原料を使用することです。「国産の銅は不純物が少ないのが特徴です。信頼のおける問屋から直接仕入れています」と、星野さん。その純銅を、金属加工の街・燕市の技術を受け継ぐ職人が、高品質な製品に仕上げていきます。「国内でも数少ない職人によって、昔ながらの『手絞り』で加工しています。まっすぐ綺麗に成形できるのが、うちの職人の技術です」と、星野さんは教えてくれました。