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新潟市北区にあるいちご農家。手間をかけて大切に育てる「越後姫」は、大粒でジューシー。一口頬張ると、やわらかな果肉から濃厚な甘い果汁があふれ出て絶品だ。

いちご想い ミネラル豊富な地下水を活かして栽培

越後姫をこよなく愛する農家

新潟市北区の「いちご想い」は越後姫を栽培している農家。越後姫といえば新潟が誇るブランドいちご。果肉が非常にやわらかいため輸送が難しく、なかなか県外に出回らないという希少な品種だ。芳醇な香りと濃厚な甘みが魅力で、果汁がとてもジューシー。「いちご想い」代表の安部豊さんは、「越後姫はほかの品種に比べて、甘さが段違い。練乳なんて要らないですよ。食べる人に美味しさを伝えるためには、まずは自分たちが越後姫を想ってあげることが大切。越後姫を愛する気持ちは誰にも負けませんよ」と笑う。そんな安部さんが育てる越後姫は、糖度の高さはもちろん、美しくて大粒だ。卸している地元のスーパーでは、並んだそばから売れていく人気ぶり。「真っ赤な宝石」「美味しすぎて忘れられない」と、食べた人を虜にしている。安部さんの越後姫に対する想いは、たしかに届いているようだ。

植物工場で培う栽培技術

「いちごが好き過ぎて、とにかく四六時中、いちごに触れていたいんです」と、微笑む代表の安部さん。じつは農園のみならず、植物工場にも勤め、シーズン中はもちろん年間を通していちごを栽培しているという。植物工場とは、施設内の温度・光・二酸化炭素濃度・養分・水分などの環境条件をコントロールしながら作物を生産する施設のこと。作物の播種・移植・収穫・出荷調整まで、計画的に一貫して行い、組み立てた栽培システムを販売している。安部さんは、施設で研究した栽培技術を自身の農園にも持ち帰り、日々、いちごの栽培に励んでいるそうだ。「農業は奥が深いです。どんなに勉強しても、まだまだ勉強し足りないですね」と、謙虚な姿勢を見せる。

手間をかける芽かき作業

「いちご想い」は、越後姫の苗と苗の間を広くするのがこだわり。のびのび育てることが、大きな果実に仕上げる秘訣だそうだ。さらに、代表の安部さんは、「芽かきを丁寧にやってあげることも大事。越後姫はほかの品種に比べて、脇芽が出やすいんですよ。放っておいたらジャングルみたいになっちゃいます」と、笑いながら教えてくれた。剪定は高品質ないちごを育てる上では、大切な工程。毎年11月頃になると、次々に生えてくる脇芽を手作業で取り除いていくという。そうすることで、残った粒に栄養が集まり、糖度の高い大きな果実に育つのだ。「とても地道な作業です。それよりも越後姫を思う気持ちの方が大きいので、苦じゃないですよ」と、安部さんは清々しく語った。

  • いちご想い
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生産者紹介

代表:安部 豊
代表安部 豊

山形県出身。もともと農業に縁が無かったが、自然と触れ合うことに興味を持ち、新潟市北区に移住。地元農家のもとで6年にわたって、さまざまな野菜栽培の修行を積む。「越後姫と出合ったのは修行中の時です。芳醇な香りと甘みに惚れ込みました。『なんだこれ!?』と、衝撃を受けたんです。自分でも育ててみたい!と思いました」と、振り返る。そして2011年に独立。ビニールハウスを年々増やしつつ、日々越後姫の栽培に取り組んでいる。「かつての私がそうであったように、作物を通して食べた人に感動を与えるのが夢ですね」と、語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 いちご想い
住所 新潟県新潟市北区樋ノ入523-1