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農地の拡大や販路の開拓に取り組む農事組合法人「あしぬまカントリー」。農業を次世代につなぐために、自立した農業の実現を目指します。

農事組合法人 あしぬまカントリー

農業を次世代につなぐために生まれた農事組合法人

新潟市江南区(旧亀田町)で農業を営むあしぬまカントリーは、3軒の農家で構成される農事組合法人だ。ルーツとなったのは平成7年より開始した農業用機械の共同購入。1軒の農家では高額な農業用機械を購入することが難しかったため、近隣の農家同士で資金を出し合い、同じ機械を使い始めたのだ。その後、平成18年に正式に農事組合法人として設立され、平成26年には米の乾燥、もみすり、選別が行えるライスセンターを建設。委託分を含めると60ha以上の農地で稲作を行っている。また、取引先からのニーズに応えて、平成29年からは10品種の米の栽培を始める。
このような農地の規模拡大に取り組む背景には、しっかりと儲けられる農業を次世代に残したいとの想いがある。昨今問題視されている農家の後継者不足は不安定な収入によるところが大きく、兼業農家や廃業する農家が増加している。そこで、あしぬまカントリーは今後も専業農家として継続的に農業を行うために、複数の農家が力を合わせて自立した農家を目指しているのだ。

専業農家として生き残っていく

2018年には他の農業法人と協力し江南区内に大規模なビニールハウスを建設する予定。ここでは主にイチジクなどの果樹を栽培し、さらに取り扱い品目を増やしていく。また、これまでの既存販売先以外の新規販売先の開拓にも力を入れていきたいと考えており、インターネットを活用した通信販売にも取り組んでいく。このような新しい取り組みは20~30代の若手が中心となり、将来のための経験を積みながら進めている。
これまでに受け継がれて生きた知識や経験を基に、これからの時代に対応できる専業農家を目指すあしぬまカントリーの動向にこれからも注目が集まりそうだ。

  • 農事組合法人 あしぬまカントリー
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生産者紹介

鈴木雄太さん
鈴木雄太さん

新潟市江南区出身。3軒の農家が集まり設立された農事組合法人「あしぬまカントリー」で、栽培から販売までを手がける若手の一人。新潟市西蒲区の農業大学校で稲作を学び、米穀の卸売企業で7年間営業として勤務。その後江南区の窪田梨果園で果樹をメインとした農作物の栽培から販売までを経験し、2015年からあしぬまカントリーに加わった。
農業を志すことに迷いもあったが、現在では自分が育てた作物を美味しいと評価してもらえることに喜びを感じていると話す。また、将来的にはあしぬまカントリーを若手就農希望者の受け入れ先にしたいと考えている。これまで経験と勘で受け継がれてきた農業の技術を若手でも理解できるようなノウハウとして残しながら最新の技術も取り入れ、栽培に関する様々な記録をデータで管理したいとのこと。これらは容易なことではないが、新潟県の農業を盛り上げる若手の一人としてこれからも鈴木さんの奮闘は続いていく。

店舗詳細

店舗名称 農事組合法人 あしぬまカントリー
住所 新潟県新潟市江南区長潟1丁目5番14号
営業時間 8:00~17:00