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米の名産地「魚沼地域」でも特に美味しい米が栽培できる南魚沼市塩沢地区にある農家。豊かな自然と高い栽培技術を生かし、濃厚かつ芳醇な米を生産している。

高村ファーム 田んぼは東部が開けた土地にあり、日の出が早く長時間光合成できる

絶品米を生産することで強く信頼される高村ファーム

高村ファームは、南魚沼市塩沢地区にて代々米を作り続けてきた農家。その歴史は、なんと江戸時代後期の1827年(文政10年)まで逆上ることができる。生産米は地域でも美味しいと評判で、昔から直接の販売を求められていたため、一時期はすべて個人販売にて売り切れていたほどだ。現在は、地域に住む農家が高齢化し、水田の管理を任されることが増えたため、一部の米は卸販売している。しかし、口コミを通じて直接購入したいと希望する声は増加中。遠くない未来に、生産米の全量を再び個人向けに出荷していることだろう。また、栽培している品種は、食用米のコシヒカリ・こしいぶき・こがねもちのほかに、酒米の越淡麗がある。こちらも品質の高さを評価され、地元有名酒造が手掛ける大吟醸専用の原料として取り扱われている。

魚沼地域でも特上の米を生産できる塩沢地区

米の名産地として全国的に有名な「魚沼地域」は、魚沼市・南魚沼市・十日町市・小千谷市・津南町・津南町・長岡市の一部のこと。山間地にみられる昼夜の激しい寒暖差や、豪雪がもらたす豊富な雪解け水が、濃厚かつ食感の良い米を育んでくれる。中でも、南魚沼市にある旧塩沢町地区は、米栽培に最も適している。この地域は、山間地としてはめずらしい平野が広がり、日の出が早いという特徴を持つ。そのため、他の地区よりも稲が長く光合成でき、栄養を多く生産・蓄積するのだ。塩沢産米は濃厚な味わいと芳醇な香り、粘り気の強い食感が好評で、家庭用のみならず贈答用としても多く利用されている。

  • 高村ファーム
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生産者紹介

17代目:高村智也
17代目高村智也

南魚沼市塩沢地区出身。生まれたときから、父が毎日田んぼへ行く姿を見ており、自然と農家を継ぐ意思を固めていた。新潟県農業大学校にて稲作を学んだ後、村上市にある稲作・園芸複合農場にて研修し、農業全体の知見を広める。その後、実家へ戻って就農。父の指導を受けながら、現在は10年以上の経験を持つ。自然に触れることが好きで、農作業がとても好きだという高村さん。こだわりをもって育てた米をもっと多くの人に味わってほしいと、販売についても挑戦中だ。

店舗詳細

店舗名称 高村ファーム
住所 新潟県南魚沼市大里330