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新発田市で3代続く街の和菓子屋。「素朴な味」で地元民に長く愛され、親しまれている。看板商品の笹だんごをはじめ、店頭で焼き上げる大判焼きが大人気!

笹だんごの高田屋 来店客が後を絶たない人気店

常連客が足繁く通う街の和菓子屋さん

新発田市(しばたし)にある「笹だんごの高田屋」は1943年創業の老舗和菓子店。「高田屋」は屋号であり、初代の妻が高田市(現在の上越市)出身であったことに由来する。元はせんべい屋として創業した高田屋だが、和菓子職人である2代目が婿入りしたことで、和菓子屋として親しまれるようになった。高田屋の主力商品は何と言っても「笹団子」。こだわりの素材と丁寧な手仕事から生み出される品の良い口当たりと上質な美味しさが評判だ。毎朝1,000個近く作る笹団子も次々と買い求められ、客足が途切れることはない。また、高田屋は地元民のみならず遠方から足を運ぶ来店客も少なくない。手土産や贈り物として受け取った人が、一度口にした味を忘れられず、直接買いに来ることもあるというのだ。また、まとめ買いや、直接電話をかけて取り寄せる長年のファンも多くいる。一度と言わず、二度三度と食べたくなる美味しさを作り続けるのが、和菓子の名店高田屋なのである。

甘い香りと和やかな雰囲気に、つい立ち寄ってしまうオヤツ処

高田屋の店先では、甘くこうばしい香りに鼻をくすぐられる。入り口横にあるのは、年季の入った大判焼き器。焼き立ての大判焼きは地元民の定番オヤツだ。高校生がバスを待ちながら大判焼を頬張る姿は、おなじみの光景ともなっている。80歳を過ぎた2代目が、流れるような職人技で一枚一枚を焼き上げていき、その横では出来上がりを待ちながらも会話が弾んでいる客の姿がある。なんともほっこりとした情景が当たり前のようにあるのも、大判焼の美味しさがあるからこそ。こだわりの生地はほんのりと甘く、まるでカステラのよう。「皮だけ焼いてよ」とオーダーが入るほどの美味しさだ。もちろん中に入る餡も、皮とのバランスが考えられた飽きのこないこだわりの味わいである。3代目の義彦さんと妻の陽子さんは「14時から15時のオヤツの時間は大忙し」と顔を見合わせて嬉しそうに話す。

  • 笹だんごの高田屋
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  • 笹だんごの高田屋
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生産者紹介

3代目:河栗義彦
3代目河栗義彦

高知県出身。大手製紙会社に就職し、19歳の時、最初の勤務地として新発田市へ。その後菓子材料の問屋へ転職したことがきっかけで、高田屋の娘である陽子さんと出会い、婿入りした。「継がなくても良い」と言われていたものの、2代目の職人姿から、和菓子づくりの魅力に惹きつけられ、27歳で3代目となる。毎日朝早くから始める仕込みは大変ではあるが、「自分で作り上げたものを送り出せることにやりがいを感じる」という。足を運んでくれる来店客のために、少しでも良いものを提供したいと商品研究にも熱心だ。「お客さんに愛されることで続いてきた高田屋をこれからも大切にしたい」と語る。

店舗詳細

店舗名称 笹だんごの高田屋
住所 新潟県新発田市西園町1-1-5
営業時間 8:30〜18:30
定休日 不定休