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新潟市江南区亀田地区の特産品「絵ろうそく」を生産・販売する店。繊細なタッチで花の絵をあしらった「花ろうそく」を、明治神宮献上品に選出された実績を持つ。

小池ろうそく店 白いろうそくに花を描いた「花ろうそく」が人気

雪国に伝わる「絵ろうそく」の文化を現代へ伝える

明治26年に創業し、新潟市江南区亀田地区において、伝統的な和ろうそくに手書きで日本の花々を表現し描いた「花ろうそく」を生産する「小池ろうそく店」。絵ろうそくの歴史は、江戸時代中期まで遡る。当時から豪雪地帯だった新潟県では、冬になると半年間も花を育てることができなかったという。その間、冠婚葬祭で花を飾ることが難しく、祝花や供花の代わりにと、花を描いた和ろうそくが誕生した。当初は、専門の職人がおらず、手探りの状態でさりげない色彩を施していたが、徐々に形を整えてきた。現在では、「金箔・銀箔」を使用するといった豪華な装飾の絵ろうそくも存在する。小池ろうそく店には、複数人のベテラン絵師が勤めており、繊細な絵ろうそくが全国で評価されている。特に、慎ましくも鮮やかな花を描いた「花ろうそく」は、明治神宮献上品として「感謝状」を授与された実績を持つ。その他、全国の有名神社仏閣からも高い評価を受けており、幅広い支持を得ている。

「ろうそくの温かい光を届けたい」という熱い想い

小池ろうそく店では、「ありがとう」という言葉をとても大切にしている。「ありがとうという言葉は、人を幸せにする。そして自分に返ってくるからね」と代表の小池さんは語る。そんな感謝を伝える言葉を形にした商品として、側面に文字が入った「ありがとうろうそく」を発表。その後、次々と生まれる「ありがとう商品」は、アイディアやデザインの面で高い評価を集めている。また、小池ろうそく店では、新潟から出土する縄文土器のギャラリー「JOMON」をオープン。店舗では長岡市の陶芸家が作る縄文土器を観察できる他、ろうそくを土器に入れて、太古の光を体験することができる。和ろうそくや土器など、日本古来の伝統技術・文化を未来に繋ぎ、国内の認知に留まらず海外の人々にまで、熱い想いで温かい光を届けていく。

  • 小池ろうそく店
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生産者紹介

代表:小池 孝男
代表小池 孝男

新潟市江南区出身。1989年に小池ろうそく店の4代目代表へ就任。雪国だからこそ生まれた「花ろうそく」の文化や想いに魅力を感じ、当時、生産が極めて少なくなっていた「花ろうそく」を復活させた。県外では花ろうそくの知名度が低く、PRが大変な時期もあったが、お客様からの喜びや感動の声にやりがいを感じているという。また、新潟から出土する「縄文土器」に魅力を感じ、2010年頃から土器を扱い始め、改めて2019年に「JOMONギャラリー」をオープン。「日本文化と和の心を、積極的に世界へ発信していきたい」と語る。

店舗詳細

店舗名称 小池ろうそく店
住所 新潟県新潟市江南区所島2-2-76