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ものづくりの街・燕市の金属加工会社。1985年に世界で初めてIH対応の業務用鍋を開発した業績を持つ。業務用から家庭用まで、幅広い用途の調理器具を製造している。

フジノス 「IH鍋のパイオニア」と呼ばれている金属加工会社

世界初の業務用IH鍋を開発

金属加工の街として全国的に有名な燕市で、1957年に創業した「フジノス」。ステンレス加工を得意とする会社で、創業当時はスプーン・フォーク・ナイフなどの洋食器を製造し、ほとんどを海外に輸出していたという。1983年、家庭用の多重層鋼鍋を製造したことをきっかけに、国内向けの製品に注力していく。多重層鋼鍋とは、異なる性質の金属を組み合わせることで、熱伝導性と保温性を高めた鍋のこと。代表の金子秀司さんは、「フジノスは、1983年に国内初の多重層鋼鍋の開発に成功しました。この技術を応用して、1985年に世界で初めてIH対応の業務用鍋を開発したんです」と、誇らしげに語る。もともとステンレス加工に特化していたフジノスでは、ステンレスの間に鉄やアルミを挟んだ3層構造の材質を使用して鍋やフライパンを製造。ステンレスと熱伝導率の高い材質を組み合わせることで、IHにも対応できるようになるという。業界内では「IH鍋のパイオニア」として知られ、製造しているIH対応の調理器具は、全国の電力会社やIHクッキングヒーターのメーカーからも推奨されている。

プロの料理人からも愛されるものづくり

フジノスでは「良い道具は一生もの」というスローガンの元、末長く付き合っていけるような品質の高い製品作りを目指している。また、消費者のニーズをいち早く察知して、キッチン環境の変化と共に商品開発を行なってきた。「展示会などでお客様の意見を聞く機会は、とても貴重な時間ですね。実際に使用しているお客様の声を受け止め、ものづくりに活かしています」と、代表の金子さんは語る。さらに、数多くの業務用調理器具を手掛けてきた実績があり、「フジノスの調理器具は安心して使える」と、プロの料理人からの信頼も厚い。近年では、プロが使う道具を家庭でも気軽に使えるように商品化した、IH対応の「中華鍋」や「玉子焼き器」などを製造。毎日の料理時間を楽しくしてくれるこだわりのアイテムは、男性からも人気を集めている。

  • フジノス
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生産者紹介

代表:金子秀司
代表金子秀司

燕市出身。東京の専門学校を卒業後、コンピュータ関係の仕事に就く。30歳を目前に自分の人生を見つめ直し、Uターンを決意。祖父が立ち上げた金属加工会社「フジノス」に入社する。現在は商品開発を担当しており、手がけた商品は、さまざまな展示会に出品している。「実際にお客様の声を聞けるのは、とてもうれしいですね。今後は、若い世代のアイデアを取り入れながら、近年のアウトドア需要に応える製品に力を入れていきたいです」と、金子さんは新しい目標を掲げている。

店舗詳細

店舗名称 フジノス
住所 新潟県燕市吉田下中野1583-1