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阿賀野川の清らかな水を活かして、コシヒカリの栽培に取り組む農家。農業の傍ら、キッチンカーの移動販売にも注力。自家栽培の米と野菜がたっぷり入ったカレーが好評だ。

田井農園 江戸時代から続く米農家

阿賀野川の恵みを活かした米栽培

新潟平野のほぼ中央に位置する阿賀野市。阿賀野川の上流から運ばれてくる肥沃な土壌が広がる地域だ。安田地区の田井農園は、そんな稲作に最適な環境でコシヒカリの栽培に取り組む農家。ミネラルたっぷりの清らかな川の水を活かして育てている。コシヒカリといえば、全国に誇る新潟のブランド米。炊き上がりのもっちりとした食感と、濃厚な旨味が抜群だ。また、同農園は、野菜作りにも精を出している。春はタマネギ、夏はトマトにキュウリ、秋は葉物野菜など、ほぼ一年中幅広い種類を栽培。どれも「みずみずしい」「甘みが強い」と評判だ。

広い株間が稲を健康に育てる

田井農園は、「自然に優しい米作り」を目指し、農薬の使用量を極力減らしている。その分、稲の株と株の間隔を広くとっているという。9代目の田井俊之さんは、「株間が広いと風通しが良くなります。というのも、米を健康に育てるためには適度な風が必要なんです。寄り付く虫を飛ばしてくれますしね」と、語る。また、稲の間隔が広い分、日当たりも抜群。自然の恵みをたっぷり受けながら育つからこそ、味わい深い米に仕上がるのだ。

米と野菜がたっぷり。キッチンカーの絶品カレー

9代目の田井さんは、就農前はもともと飲食店で働いていたという。「お客さんとのコミュニケーションが楽しかったですね」と、振り返る。そんな田井さんが、接客の経験を活かして2022年から始めたのが、キッチンカーの移動販売。各地のイベントに出店し、自身が育てたコシヒカリと季節の野菜が入ったカレーを提供している。ふっくら食感のご飯と、具だくさんの野菜が食べごたえ満点。スパイスが効いたピリ辛のルーが食欲をかき立てる。じつは、美味しいカレーはもちろん、田井さんとの会話を目当てに来るリピーターも多いそうだ。「盛り付けている間のお客さんとの時間を大切にしています。せっかく来てくれた皆さんに、楽しんで帰ってほしいですからね」と、笑顔を見せた。

  • 田井農園
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生産者紹介

9代目:田井俊之
9代目田井俊之

阿賀野市にて米農家の長男として生まれる。新潟市の調理師専門学校を卒業後、飲食業の道へ進み、イタリア料理店や居酒屋で10年ほど勤めた。やがて、「食材から自分で作ってみたい」という思いが芽生え、32歳の頃に地元へUターン。田井農園の9代目として就農した。農業の傍ら、接客業の経験を活かし、キッチンカーの移動販売にも取り組む。自家栽培のコシヒカリと野菜を使ったカレーが好評だ。「食べてくれる人を笑顔にする農家でありたいです。田植えや稲刈り体験を開催して、交流する機会を作っていきたいですね」と、満面の笑みを見せた。

店舗詳細

店舗名称 田井農園
住所 新潟県阿賀野市沢田284