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佐渡市赤泊で「かやの実」を使ったお菓子を、製造している「かやの実会」。収穫から加工まですべて手作業で丁寧に行い、栄養価が高く、健康に良い商品を提供している。

かやの実会 赤泊に自生する常緑針葉樹「かやの木」を活かした商品づくり

「かやの実で地元を良くしたい」を原動力にする会

1984年に創業した「かやの実会」は、佐渡市赤泊にある地元女性グループ。地元に自生する針葉樹「カヤ」から採れる実を使った商品を手掛けている。2017年に、代表の野口さんが「かやの実で地元を良くしたい」という初代の思いを受け、事業を引き継いだ。「かやの実」は和風アーモンドとも呼ばれており、赤泊地域の特産品である。ビタミンEを多く含み、「かやの実を7つ食べれば風邪が治る」と地元では言われているほど栄養価が高い。当初は、そのままのかやの実と、殻をむいて砂糖をまぶした「こふきがや」を販売していた。その後、砕いたかやの実を練り込んだ「かりんとう」の製造を開始すると、販売間もなく人気の看板商品となった。

収穫から味付けまで手作業で作るかりんとう

「かやの実」の加工は、熟して落ちた実を採取し、果肉を腐らせて水で洗い、一週間ほど天日干しにする。乾燥機にかけ、殻を取ってローストすると、ようやく食べられる状態になり、ここから調理・味付けを行う。かやの実会では、そんな「かやの実」を細かく砕き、生地に練り込んだ「かやの実かりんとう」を作っている。サクッとした食感と、かやの実独特の香ばしい香りが特徴のかりんとうは、収穫から味付けまですべて手作業で、手間をかけて作られている。砕いた実を生地に練り込んでから揚げるまでを手早くすることと、揚げを2回繰り返すのが、サクサク食感を生み出すコツだ。ラインナップは、さとう・しお・さとうきびの3種類。どれも新潟産の原材料を使用した、どこか懐かしい味わいを感じられる一品だ。

  • かやの実会
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生産者紹介

代表:野口菜々
代表野口菜々

小さい頃は国際協力や、貧困地域に対しての支援国際NGOや、NPOで仕事したいと思っていた。大学在学中にボランティアで訪れた外国から日本を見て、日本社会と世界との「心の豊かさ」の差を感じたという。そして、海外へ支援するよりも先に、自国の基盤を盤石なものにしなければ本末転倒なのではと考えるようになり、国内や地元に目を向けるようになる。大学での就職活動中、地元の役に立てる仕事を探しているうちに、かやの実を使ったかりんとう製造している「かやの実会」の初代と出会った。高齢で事業を畳もうかと考えていた初代の「かやの実で地元を良くしたい」という願いと、自分自身の「次世代の若い子どもたちのためにも、地元に新しい仕事を生み出したい」「難しい道だからこそ、人生をかける価値がある」という思いから、2代目となることを志願。2017年から事業を引き継いだ。

店舗詳細

店舗名称 かやの実会
住所 新潟県佐渡市赤泊2166-4