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新潟市西区内野町に蔵を構える、大正元年に創醸の酒造「塩川酒造株式会社」。世界中の人々に親しんで貰えるような日本酒の開発に積極的に取り組む。

塩川酒造株式会社 世界で愛される日本酒を醸造する老舗酒造

水資源が豊かな新潟市内野町で行う酒造り

塩川酒造株式会社は、大正元年より新潟市西区内野町で酒造りを行っている。内野町は古来より、信濃川の伏流水が豊かで、良質な水に恵まれた土地として知られていた。信濃川の支流である西川と、江戸時代に人力で掘削された新川の立体交差が一望でき、豊かな穀物地帯が築かれてきた歴史を感じられる。優良な水で育った米を使い、塩川酒造の酒は多くの人々に愛されてきた。先述した新川を掘削した第一人者である伊藤五郎左衛門に敬意を評し、伊藤の故郷である中野小屋村の米のみを使った酒「願人」を造るなど、歴史や人物になぞらえた人情味のある酒造りを行っており、代表の人柄がうかがえる。

徹底した環境作りとこだわりの「寒造り」

塩川酒造の仕込蔵は、昔ながらの土蔵倉。四季の温度差に左右されない酒造りに適した環境作りを行っている。25基ある仕込みタンクには自動冷却装置を施しており、もろみの発酵管理や貯蔵酒の温度管理も徹底している。一つ一つの酒にストーリーがあり、こだわりが窺える塩川酒造の酒は、自家井戸から汲み上げた清洌な水を使用。また、雪国新潟の極寒の最中で、気温の低い冬場に日本酒を仕込む製法である「寒造り」を徹底している。日夜、手造り一筋で、丹精込めた酒造りを行う塩川酒造に世界が注目する。

世界に向けた日本酒製造

現代表の塩川さんは、代々続く塩川酒造の醸造を大切にしながらも、美味しいものを評価してもらえるような環境を求め海外へ目を向けた。2011年5月、インドネシア・バリ島で日本酒造りを開始した塩川酒造。当時、世界での酒普及率は、ワインと日本酒で200倍もの差が開いていた。「ワインに負けないような日本酒が造りたい」そんな想いから肉料理に合う日本酒「Cowboy Yamahai」を醸造。海外で受け入れられやすい綺麗さよりも、複雑な味わいに重きを置いた日本酒を目指した。「Cowboy Yamahai」シリーズは世界のステーキハウスなどを中心に需要を広げている。その後、「Cowboy Yamahai」と対になる、魚介料理に合う日本酒「Fisherman Sokujo」シリーズが誕生。白ワインをイメージした風味と旨味で、飲む人を選ばない一品だ。他にも新潟市土産品コンクールにて国際交流賞を受賞した真紅の酒「SHISUI」など、世界に向けた日本酒を醸造している。「日本酒を世界の酒へ」。塩川酒造が日本酒の国際化をリードしていく。

  • 塩川酒造株式会社
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生産者紹介

代表:塩川和広
代表塩川和広

大正元年から代々続く塩川酒造に生まれる。幼少期から生き物が好きで、顕微鏡での微生物観察を趣味にしていたこともあり、中学生の頃には酒蔵を継ぐことを決意していた。大学卒業後に、より専門的な知識を得るため醸造研究所で2年の修行を積んだ後、1998年に塩川酒造に就社した。
酒蔵を継いだ塩川さんは、美味しい日本酒を評価してもらえる環境を求め、海外へ目を向け始めた。2008年の香港輸出を皮切りに、現在までに14ヶ国へ輸出している。日本食レストランに提供する日本酒の場合は、日本国内同様に小さなパイを取り扱う結果になると考え、巨大なワイン市場をターゲットにすることにより、競合相手を変え日本酒の新たな流通を確立させる方策を選んだ。輸出と同時に現地製造指導にも積極的に参画し、世界の富裕層だけでなく、より幅広い層からも受け入れられる日本酒開発に取り組んでいる。

店舗詳細

店舗名称 塩川酒造株式会社
住所 新潟県新潟市西区内野町662番地