ル・レクチェ（贈答用・家庭用）

三条市で梨やル・レクチェを栽培する「こひなた果樹園」。今回ご紹介するのは、新潟の冬の味覚「ル・レクチェ」です。ル・レクチェは、新潟県の特産品として知られる西洋梨。とても繊細で栽培環境を選ぶため、生産量が少ない希少な品種です。芳醇な香り、緻密でなめらかな果肉、濃厚な甘さの果汁が魅力。その上品な味わいと美しい見た目から、「洋梨の貴婦人」とも呼ばれるル・レクチェは、お歳暮など贈答用にもおすすめです。

栽培のこだわりの一つが、「袋がけ」。果実一つ一つに手作業で袋を被せる、手間のかかる作業です。袋の止め口を固く縛り、その際に葉っぱが入り込まないようにすることが大事。「止め口が緩いと、雨水が入り込んで果実の色を汚してしまうので、とても大事な作業なんですよ」と、代表の小日向さん。この丁寧な作業が、ル・レクチェの美しい見た目と品質を守っています。

「こひなた果樹園」があるのは、三条市大島地区。信濃川と中ノ口川の2つの河川に囲まれ、長年にわたり運ばれてきた肥沃でミネラル豊富な土壌が広がっています。「とても土壌や環境が良いので、肥料は必要最小限しか与えないようにしています」と、小日向さん。潤沢な地下水が湧き出ていて、この豊かな水と土壌の恵みをたっぷりと吸収。みずみずしく、濃厚な甘みを蓄えたル・レクチェに育ちます。