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「枝豆・茶豆」の予約受付が始まりました

「北越いちば」は新潟県の農業法人・農家が参加する販売グループ。高品質な果物・野菜のみを取り扱う。農作物のPR・販路拡大に取り組み、地域農業の活性化に貢献する。

北越いちば 越後姫を栽培する自動制御ハウス。24時間体制で苺を高品質に育てる

新潟の農作物を関東圏に向けPR

「北越いちば」は、新潟県の農業法人・農家が参加する農作物販売グループだ。新潟ブランドの大粒苺「越後姫」や新潟市西蒲区の特産品「いちじく」といった果物から、「冷凍枝豆」のような加工品までを売り出している。活動の大きな目的は、新潟産農作物のPRと販路拡大だ。そのためにも、「北越いちば」の名前が一大ブランドとして広く知られることを目標に掲げ、商談会・展示会への積極的な参加や、出荷商品の品質向上に取り組んでいる。生産の中心を担うのは、2018年に設立した農業法人「グリーンファーム北越」。最新鋭の自動制御ビニールハウスを使い、高品質な越後姫を安定的に生産している。また、人の手が離れてしまった果樹畑を引き受け、地域農業の維持・発展にも努めている。

生産者の声から生まれた農作物販売ブランド

「北越いちば」が設立したきっかけは、東京で開催された商談会だった。「北越いちば」を運営する「北越農事株式会社」は、新潟市西蒲区にて100年続く、歴史ある農業関連商社。花苗から野菜の種、園芸用品、ビニールハウス建材といった農業資材まで幅広く取り扱う。自社の事業を推進する上でも、県内農家の関東圏向け出荷を増やし、地域農業を盛り上げようと考えていた。そこで、2016年、農業法人5社とともに農産物展示商談会「アグリフードEXPO」へ出展。販売促進と情報収集の場を設けた。一緒に参加した生産者からは、良い機会になったと喜びの声が多かった。中でも、「資金面と人員面から、自社だけでの参加は難しかった」との言葉に、北越農事は注目した。一生産者だけでは継続的な販売促進が難しいと感じていた同社は、連合的な販売ブランド「北越いちば」を設立。農家と密に協力し、高品質に統一した農産物を宣伝・出荷することを決定した。

高品質な越後姫を安定的に出荷

主力商品は新潟のブランド苺「越後姫」。大粒で柔らかい果肉と、濃厚な甘みが特徴の品種だ。「北越いちば」では、室内環境を自動制御できる最新鋭のビニールハウスで栽培している。このハウス内は、水やりや施肥、室温、空気循環、日照調整に至るまでを、センサーやタイマーで機械管理できる優れものだ。一般的に栽培作業へ関わる人数は限られることから、苺の生産量・ハウスの棟数が多いと、最適なタイミングでの調整は難しい。機械が管理することで、24時間体制でそれぞれのハウスに合った調整を行い、作業のムラ・漏れがなくなる。高品質な苺を安定的に出荷できるのだ。

  • 北越いちば
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生産者紹介

グリーンファーム北越株式会社取締役:加藤 輝
グリーンファーム北越株式会社取締役加藤 輝

燕市出身。越後姫・いちじくの栽培担当者。農業に興味を抱いたきっかけは、地域にあるワイナリーの農業ボランティアに参加したことだった。ぶどう栽培を手伝っていた加藤さんは、自ら育てた農作物の収穫が楽しくて仕方がなかったという。当時、異なる業界の仕事をしていたが、農業に関わりたいと強く想い、2017年に北越農事株式会社へ入社。野菜の品種改良事業に携わった。その半年後、グループ企業「グリーンファーム北越株式会社」の取締役に就任。越後姫やいちじくの栽培に取り組む。今後の目標は、農産物の生育へ影響を与える天候に左右されることなく、高品質な果物・野菜を安定的に生産すること。そのためにも、日々栽培の研究を重ねている。

店舗詳細

店舗名称 北越いちば
住所 新潟県新潟市西蒲区巻甲2517
営業時間 8:30~17:00
定休日 土日祝