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新潟市南区で稲作とともに、にんにく栽培・加工に取り組む農家。農業団体で長年家畜を担当した元獣医師が、食の安全にこだわり、無添加の黒にんにくを製造する。

にんにくの新井田 自家栽培したにんにくを加工

「安心安全な食」にこだわる元獣医師

新潟市南区、白根エリアの「にんにくの新井田」は代々続く米農家。2ヘクタールの田畑で、コシヒカリや加工用のもち米、にんにくや枝豆などを栽培している。代表の新井田治さんは長年、県内の農業団体で獣医師として牛や豚などの治療をしてきた。40代のころから、週末になると実家の農作業を手伝っていたが、定年を前に退職し、農業に専念。当初は米の栽培だけだったが、「米以外の時間も有効活用したかった。にんにくは通年で農作業に関われる」とにんにく栽培のきっかけを振り返る。新井田さん自身、畜産に携わる獣医師だったからこそ、食べ物の安心・安全にかける思いも強い。土作りには牛ふんを使用し、黒にんにくの熟成にも添加物は使わない。「お肉も農作物も人が口にする物。良いものを自信を持って売りたいからね」。優しくほほ笑むまなざしに、確かな信念がある。

60代からにんにく栽培・加工に本腰

新井田さんが、にんにく栽培に本腰を入れて取り組み始めたのは、2020年のこと。それまでは、米作りの合間に、枝豆やソラマメなどを育てていたが、人手や手間がかかる問題があった。2016年ごろ、田畑の一角で栽培していたにんにくに目を付け、徐々に作付面積を増やしていった。数年間は別の作物と平行して栽培していたが、「やるからには、とことんやろう」と覚悟を決め、青森から波動熟成の機械を購入。手探りながらも、黒にんにくの加工に乗り出した。1年目にいきなり、想像以上に甘くて食べやすい熟成黒にんにくが完成した。「ビギナーズラックだったよ」と謙遜するが、手応えもつかんだ。熟成はマニュアル通りの温度を守っているが、「気温や湿度によって、熟成度合いが変わってくるのが奥深い」と魅了された。今後は試行錯誤を繰り返しながら、より良い黒にんにくの熟成法を突き詰めていくつもりだ。

  • にんにくの新井田
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生産者紹介

代表:新井田 治
代表新井田 治

新潟市南区(旧白根市)出身。北里大学を卒業後、新潟県の農業団体に就職、獣医師として勤務し、牛や豚など家畜の治療に当たっていた。40代のころから実家の米農家を手伝っていたが、56歳で職場を辞めて専業農家に。米づくりのすき間時間を有効活用しようと、にんにくの栽培を始めた。2020年から、黒にんにくの加工にも着手した。60歳を過ぎてからの挑戦、試行錯誤の日々だが、獣医師のころから変わらぬ思いを持ち続ける。「畜産も農業も、食べ物として消費者の口に入るというところは同じ。だから、安心・安全なものを作りたい」。

店舗詳細

店舗名称 にんにくの新井田
住所 新潟県新潟市南区田中78