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日本海沿いに広がる砂丘地で農業を営む。さらさらとした水捌けの良い土壌を活かして、甘くてみずみずしい「砂丘地スイカ」や「砂丘地メロン」を栽培している。

アサツマファーム 兄弟二人三脚で農業に取り組む

日本海沿いに広がる砂丘地での農業

日本海沿いに位置する新潟市西区で、代々続く野菜農家・アサツマファーム。現在は兄・朝妻圭一さんと弟・克さんが家業を受け継いでいる。代表を務める兄・圭一さんは、「一番力を入れているのは、スイカとメロンですね。栽培自体は、父親の代からはじめたものです」と、語る。赤塚地区を中心とした海沿いのエリアは、さらさらとした砂丘地が広がっている。水捌けが良いため、「水管理」が大切なスイカやメロンの栽培に適しているそう。県内でも有数の「スイカの名産地」として知られ、生産されるスイカは「砂丘地スイカ」として人気を誇る。地元民からは、「シャリ感があって、甘くて美味しい」と評判だ。また、水が溜まりにくく、根腐れしにい砂丘地では、根菜類の栽培も盛んに行われている。「アサツマファームでは、スイカやメロンのほか、ネギやサツマイモ、カブ、大根といった根菜類も豊富に栽培しています」と、弟・克さん。夏に収穫するスイカやメロンの転作作物として、農地を有効活用している。

美味しいスイカやメロンを育てるための土づくり

「土壌にしっかりと根を張ることで、栄養や水分を吸収して美味しく育ちます」と、兄・圭一さん。そのため、アサツマファームでは作物が根を張りやすいような「やわらかい土づくり」に取り組んでいる。まず春先に行う作業は、硬い土の層を壊して排水性を高める「心土破砕(しんどはさい)」。専用のトラクターで60cmの深さまで耕すことで、土壌がやわらかくなるという。また、苗の植え付け前に行う、堆肥を入れて耕す作業も重要なポイント。堆肥を入れることで、土壌の微生物の働きが活発になり、ふかふかでやわらかい土壌が形成される。「水捌けの良い砂丘地ですが、その分栄養素も流れてしまうんです。堆肥を入れると保水力が上がるので、土壌の栄養価を高めてくれます」と、弟・克さん。根をしっかり張って、たっぷりと栄養を吸収した作物は、旨味を凝縮した濃厚な味わいに仕上がるのだ。

  • アサツマファーム
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生産者紹介

代表:朝妻圭一
代表朝妻圭一

新潟市西区出身。代々続く農家に生まれる。就農後、父から「アサツマファーム」の代表を受け継ぐ。「農業をする上でのモットーは、作物を子どものように大切に育てること。愛情をかければかけるほど、甘くて美味しい野菜に育つと思います」と、圭一さんは笑う。愛情をたっぷり注いで、丁寧に育てた自慢のスイカやメロンは、「夏の風物詩」として多くのファンを虜にしている。

店舗詳細

店舗名称 アサツマファーム
住所 新潟県新潟市西区中権寺2511