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「笹の可能性を人のくらしに活かす」をコンセプトに、笹の葉の販売を行う会社。鮮やかで美しい笹の葉は、料亭・旅館・菓子店などで、料理や和菓子の装飾に重宝されている。

丸大大滝商店 笹の葉を使った加工品も販売

笹の葉を専門にする丸大大滝商店

村上市の丸大大滝商店は、全国でもめずらしい、笹の葉を専門に取り扱う会社。生笹・乾燥笹・真空パックにした笹などを販売している。もともと青果の卸売業をしていたが、2000年頃から笹の葉の販売に注力するようになったという。代表の大滝達也さんは、「笹の葉の販売は、私の父が始めた事業です。今では全国の料亭や旅館で、料理の彩りに使っていただいてます。新潟では、笹団子に欠かせない材料なので、和菓子屋さんからの注文も多いですね」と、教えてくれた。丸大大滝商店で主に取り扱っているのは、色艶が良い国産の笹の葉。毎年6〜7月にかけて、村上市・関川村・新発田市・山形県小国町などの山へ笹の葉を採りに行っている。採取した笹の葉は、丁寧に洗浄後、銅板と一緒に煮込むことで殺菌。さらに、銅が持つ成分によって笹の葉の変色を防ぎ、鮮やかな緑色が保たれるそうだ。

笹の葉の可能性を広げる加工技術

丸大大滝商店では、笹の葉の可能性を広げるために、さまざまな加工を施している。定番商品の「乾燥防止笹」は、グレープフルーツ種子抽出物やカラシ抽出物からできた乾燥防止液に浸けてパッキング。料理に敷いている間の乾燥を防ぎ、ハリのある美しい状態が保たれるほか、抗菌・除菌効果もあるという。「こちらの乾燥防止液は、大学の研究機関と共同開発したものです。食材に直接触れるものなので、安心して使えるものを開発しました」と大滝さん。また、笹の葉をレーザーでカットした「飾り笹」も人気の商品。シーンに合わせて利用できるように、桜や菊など豊富なデザインを用意している。「笹の葉のレーザー加工は、他社ではあまりしていないと思います。出荷できない小さい笹を何かに活用できないかと考えて、飾り笹が生まれたんですよ」と、大滝さんは開発秘話を語ってくれた。

  • 丸大大滝商店
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生産者紹介

代表取締役:大滝達也
代表取締役大滝達也

村上市出身。父の跡を継ぎ「丸大大滝商店」に入社し、笹の葉に特化した事業展開を行ってきた。大滝さんは笹の葉について、「日本では、古くから食事の中で笹の葉を活用してきました。日本の食文化にとって、なくてはならない存在なんですよね」と語る。2023年には、家庭でも気軽に使える「季節の飾り笹」を販売。季節感のある絵柄がデザインされた飾り笹をセットにした商品だ。「笹の葉は、料亭や旅館の料理に添えられているイメージが強いと思いますが、ぜひ家庭でも日常的に笹の葉を使っていただけたらうれしいです」と、大滝さんは笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 丸大大滝商店
住所 新潟県村上市布部373