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三条市下田地区で採れる農作物の企画・販売を行う「企画販売 難波」。竹とカニ殻を粉末にした微生物土壌改良材「竹カニ合戦」を使った、コシヒカリ「竹カニ米」を販売。

企画販売 難波 学生時代からの友人・難波さんと小林さん

三条市・下田地区の農作物を発信

学生時代からの友人だという代表・難波誠一さんと企画部長・小林弘明さんで起業した「企画販売 難波」。二人の生まれ故郷である三条市旧下田村の豊かな自然環境を活かした、農作物の企画から生産、販売まで幅広く行う。現在は、「竹カニ合戦」という微生物土壌改良材を使用した「コシヒカリ」、大ぶりで色艶が良いと評判の「クマ笹」などを販売している。下田地区は、三条市の山岳部に位置する自然豊かなエリア。古くから、「下田のお米は美味しい」と言われる米どころだ。守門岳や粟ヶ岳に囲まれた盆地で昼夜の寒暖差が大きく、朝方には靄(もや)がかかるという。この「朝靄」のおかげで適度な湿度が生まれ、美味しい農作物が作られる。さらに、村の中央には五十嵐川が流れ、守門岳や粟ヶ岳からのクリアな雪解け水が豊富に手に入るのも美味しさの要因だ。

「竹カニ合戦」で育てた従来品種コシヒカリ

「企画販売 難波」では、微生物土壌改良材「竹カニ合戦」を使って育てたコシヒカリを「竹カニ米」という名前でブランド化した。「竹カニ合戦」は、竹粉とカニ殻粉にミラクル酵素を加えて発酵熟成させたもので、有機JAS認可を受けている。竹には乳酸菌が多く含まれており、病気の原因となる悪玉菌を抑制する働きがあるという。カニ殻に含まれるキチンやキトサンは、土中の微生物の良質なエサとなり、微生物の働きが活性化すると栄養価の高い土壌になるそう。微生物土壌改良材を使った田んぼで育ったコシヒカリは、自然な香りと甘み、もっちり感のあるお米に仕上がる。また、廃棄物を有効利用することで、持続可能な循環型社会の実現にも貢献。難波さんと小林さんは、自然環境にもやさしい農業を目指している。

  • 企画販売 難波
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生産者紹介

代表:難波誠一
代表難波誠一

三条市旧下田村生まれ。高校卒業後、金物・工具・園芸品の販売を経験し、新潟市南区に本社を置くホームセンター「コメリ」に入社。工具の仕入れを担当したのち、工具などのバイヤーを任せられる。その後、テレビショッピングの通販会社で、三条産・燕産の商品を取り扱う。定年後に「企画販売 難波」を起業。長年のバイヤー経験を生かし、生まれ故郷・下田地区の農家と協力しながら、消費者ニーズを意識した商品企画を行っている。「自分の育った場所に恩返しをしていきたい。今後は山菜や自然薯など、下田の魅力が伝わる山の幸を販売したい」と、難波さんのさらなる挑戦は続く。

店舗詳細

店舗名称 企画販売 難波
住所 新潟県三条市棚鱗923