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上越市のパン専門店。ライ麦パンや上越産のもち性大麦を使ったパン、地産地消にこだわった「シュトレン」など、自家製の天然酵母を使い、心を込めて焼き上げている。

おいしいパンの店ソフィー こだわりパンを求め、県外からもファンが訪れる

地産地消にこだわるパン屋

「日本三大夜桜」で有名な上越市の高田城址(じょうし)公園の近くに店を構える、「おいしいパンの店 ソフィー」。店名の「ソフィー」とはギリシャ語で「知恵」という意味で、社長の山﨑秋男さんが大学時代に専攻した哲学(フィロソフィー、Philosophy)にちなんで名付けられた。店自体は1993年に開業していたが、「他の店にはない、特徴的なパン屋をやろう」と、ドイツパンを中心にした製造、販売にシフトした。香ばしい香りの店内には、天然酵母を使用したライ麦パンをはじめ、上越産の素材を生かした惣菜パン、レーズンやクルミをふんだんに使った味わい深いパンが数多く並んでいる。上越産のもち性大麦を使ったパンなど、地産地消にこだわった唯一無二の商品を求め、県内外から訪れるファンもいるという。

上越の四季をイメージした「シュトレン」

粉砂糖がたっぷりとまぶしてある真っ白な様子が、聖母に抱かれる幼子イエスの「おくるみ姿」を模していると言われているシュトレン。ドイツの冬に欠かせない伝統的なお菓子だ。日本でも近年、徐々に普及してきている。ドイツパンを多く手掛けるソフィーでも、このシュトレンを多くの人に味わってもらいたいと製造を始めた。本場ドイツでは、クリスマスの4週間前から、少しずつスライスして味わう習慣があるが、山﨑さんは「通年でも楽しめるように」と、上越の四季をイメージした4種類のシュトレンを開発した。春はチェリーピールで高田城址公園の桜を表現。夏は蓮の実あんを芯にいれて「東洋一」の蓮を楽しめるようアレンジを加えている。またそれぞれのシュトレンごとにナッツとリキュールを変えて味にも多様性を持たせている。ソフィーのシュトレンは、上越高田の新名物として、メイドイン上越にも認証されている。

  • おいしいパンの店ソフィー
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生産者紹介

社長:山﨑秋男
社長山﨑秋男

上越市出身。大学を卒業後、家業のガソリンスタンド経営を継いだ。1993年から副業としてパン屋を展開。2014年ごろから自身も、パン作りを始めるようになった。コンクリート製造にも携わっていたこともあり、「パンのレシピは小麦、バター等副素材、水、イースト等ですがコンクリート製品はセメント、砂利等副素材、水、混和剤等を配合割合を計算し作られます。その配合の良し悪しで品質が決まりますので品物は全く違いますが似たところがあり、それを考えることが楽しいんです」と語る。メイドイン上越にも認定されているシュトレンを始め、もち性大麦を使ったパンなど様々なレシピを開発してきた。これからも「地産地消を軸に、新しいパンを手掛けていきたい」と力を込めた。

店舗詳細

店舗名称 おいしいパンの店ソフィー
住所 新潟県上越市南城町1-13-21