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長岡市で稲作を中心とした農業に取り組む「有限会社 吉澤藤兵衛」。安全に配慮した栽培を徹底することはもちろん、地域の子ども達へ向けた体験授業にも力を入れる。

有限会社 吉澤藤兵衛 「天然にがり」を使用してコシヒカリの美味しさを最大限に引き出す

あまうまミネラル栽培に力を入れる米農家「吉澤藤兵衛」

長岡市で農業を営む「有限会社 吉澤藤兵衛」。社名は吉澤家の屋号が由来となっており、現在の代表にとって先祖の名前にあたるという。現在は、水稲を中心として、農作物の栽培を行っている。取り扱うお米は、コシヒカリやミルキークイーン、いのちの壱、こがねもち、酒米など数種類。家族と数名の従業員で350枚ほどの田んぼを管理しており、合計の広さは約65haにも及ぶ。その他にも、自社栽培のもち米を使用した杵つき餅も販売している。
吉澤藤兵衛が、特に力を入れているのは「従来品種コシヒカリ」の栽培。天然にがりを散布する「あまうまミネラル栽培」に取り組んでいる。ミネラルを多く含んだ「にがり」を使用することにより、ツヤが良く、噛めば噛むほど甘みが溢れる極上米を収穫できるのだという。吉澤藤兵衛が育てるコシヒカリは、もちもちとした程よい粘りも特徴で、地元の人々を中心に広く愛されている。

地域に根付いた農業のあり方を模索する

近年では、農協青年部の活動の一環として、地元の幼稚園や保育園、小学校などの児童を対象とした農業体験授業を実施している。体験内容は、主に水稲の田植えと稲刈り。実際に苗を触り、道具を使い、田んぼに足を入れてみるなど、その名の通り「体で経験してもらう」ことを大切にしているという。日常生活の中で、食卓に並ぶ「ごはん」しか見たことのない子どもたちが、どんな過程を経て米が育つのかを知るきっかけづくりとなっている。さらに、子ども達が収穫した米は、地域の商店街や、小学校での芸術祭などで販売。食育に加え、働くということについても学べる機会になっており、保護者からの信頼も厚い。吉澤藤兵衛は、農作物の栽培に取り組むだけでなく、普段農作業をしない人であっても「農業」に興味を持ってもらえるよう、地域と力を合わせて活動している。

  • 有限会社 吉澤藤兵衛
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生産者紹介

取締役:満保 芳司
取締役満保 芳司

長岡市の吉澤家に生まれる。調理師の専門学校を卒業後、飲食店に勤務。幼少期から就農に対しては前向きの姿勢ではなかったが、22歳の時、野菜栽培のアルバイトを体験したことがきっかけとなり、農家に転身した。「自然と触れ合うこと」「植物が育つこと」の面白さに魅了され、代々続く農家を継ぐことを決心。父を代表として、法人化し「有限会社 吉澤藤兵衛」を立ち上げた。結婚を機に名字は変わったが、現在は取締役として栽培や経営を担っている。今後は、「藤兵衛のお米」のブランドをもっと広めていきたいと語る。

店舗詳細

店舗名称 有限会社 吉澤藤兵衛
住所 新潟県長岡市定明町84
定休日 土・日・祝日