餅菓子「越後伯餅」

旧北魚沼郡川口町の農業法人「越後農産」。コシヒカリやこがねもちの生産のほか、加工品の販売にも力を入れています。今回ご紹介するのは、自分たちで育てたもち米を衛生管理を徹底した工場で加工した「越後伯餅（はくもち）」。もち米の風味を最大限に活かすため、加工する直前に製粉しています。お米本来のやさしい甘さを楽しめる餅菓子。そのまま食べるのはもちろん、あんこや黒蜜きな粉をトッピングするのもおすすめですよ。

「越後伯餅」に使用するのは、もち米の王様と呼ばれている「こがねもち」。風味豊かなこがねもちを育てるために、有機質肥料を活用した土づくりにこだわっています。越後農産では、稲刈りが終わった頃に、わら・もみ殻・堆肥などを加えながら耕す「すき込み」を徹底。秋のうちにこの作業をしておくことで、冬の間に雪の下でじっくりと休ませながら、養分の多い土壌を作ります。

越後農産では、田んぼの上流にある水源から直接水を引いています。そのため、生活用水が入っていないミネラル豊富な水が田んぼに流れます。「クリアできれいな水を守るため、地域で定期的に水源の周辺の草刈りや清掃も行っています」と、代表の関さん。田んぼだけではなく、水源の環境にまで目を配りながら米作りを行っています。