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上越市にて100年以上続く老舗和菓子店。創業当時からの看板商品が、一つ一つ手作業で焼き上げる「瓦せんべい」だ。昔懐かしい素朴な味わいが、地元民から愛されている。

栄喜堂菓子店 創業以来、小麦粉せんべい一筋

「瓦せんべい」を看板に掲げる老舗

上越市の栄喜堂菓子店は、高田本町商店街に佇む和菓子店。1915(大正4)年の創業以来、せんべい菓子を作り続けている。看板に掲げるのは、「瓦せんべい」。瓦の形をした、甘い素焼きのせんべいだ。もともとは関西の名物。その背景について、4代目の浅野項一さんに伺ってみた。「作り始めたのは初代です。私の曽祖父ですね。旅行が好きで、ある時、関西で瓦せんべいを食べたら、その美味しさに感動したそうです。『これを新潟で作ったら面白そう!』と思ったのがきっかけだと聞いています」と、浅野さん。創業間もない頃の話だ。さっそく新潟に戻って作ってみたところ、たちまち話題になり、大ヒット。米どころ新潟では、しょっぱい米菓が主流だったため、小麦粉で作った甘いせんべいはめずらしかったという。その製法と味は代々受け継がれ、今では贈り物や帰省時の土産として定着している。

創業以来守り続ける「小麦粉」と「手焼き」

栄喜堂菓子店は、創業以来守り続けていることが二つある。その一つが、お米ではなく「小麦粉」を使うこと。4代目の浅野さんは、「瓦せんべいがヒットしたこともあって、初代が、『うちは小麦粉しか使わない!』って遺言を残しているんですよ」と、笑う。たしかに、店内には、小麦粉のせいべいがズラリと並んでいる。「ラッカセイせんべい」は、落花生のポリポリ食感がやみつきになる美味しさ。紫蘇の香りがふわっと漂うのは、「しそ巻せんべい」だ。くるくると巻いたせんべいを、紫蘇入りの糖蜜でコーティングする。二つ目が、「手焼き」にこだわること。「全自動の機械作業にしようと思っても、工程や材料の問題から不可能なんですよ」と、浅野さん。手間をかけて、一つ一つ手焼きしたせんべいは、「昔懐かしい」「素朴な味わい」と、地元民から愛されている。

朝市名物、ふわふわの大判焼

上越市の高田地区では、2と7が付く日に開かれる朝市「二・七(にしち)の市」が名物。栄喜堂菓子店は2021年から出店しており、「大判焼」を販売している。「うちで作るのは、せんべいだけではありません。とはいえ、大判焼の材料も小麦粉。もちろん手焼きです!初代の遺言は守っていますよ」と、笑顔の浅野さん。ラインナップは、「あんこ」と「カスタードクリーム」。生地のふわふわ食感と、餡のほど良い甘さが魅力だ。老舗和菓子店が作る大判焼とあって、地元民から大人気。あまりの美味しさに、まとめ買いする人もめずらしくないという。

  • 栄喜堂菓子店
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生産者紹介

4代目:浅野項一
4代目浅野項一

上越市出身。2006年に、実家の栄喜堂菓子店の4代目を継ぐ。創業時からの「小麦粉を使ったお菓子」と「手焼き」の鉄則を受け継いでいる。2021年には、地元・高田地区の朝市で大判焼の販売を開始。今や朝市の名物となり、行列ができる人気ぶりだとか。期間限定でラムレーズン入りの餡も作っているそうだ。「根底にあるのは、昔ながらの製法と味。でも現代の人には現代の味覚があります。これからも時代の流れに合わせたお菓子を作っていきたいです」と、語る。

店舗詳細

店舗名称 栄喜堂菓子店
住所 新潟県上越市本町5-5-7