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長岡市にある食品関係の専門商社。地元の農業法人のニーズに応え誕生した「玄米あん」は、小豆が苦手な人でも食べられると好評だ。

玄米あん セキシン産業 常時200種類ほどの商品を取り扱っている

食品製造に関わる、あらゆる製品を取り扱う専門商社

「玄米あん セキシン産業」こと、セキシン産業株式会社は、長岡市にある食品関係の専門商社。食品製造に関わる原材料をはじめ、衛生関連商品や産業機械など、幅広く商品を展開。常時200種類ほどの商品を取り扱っているという。社名にある「セキシン」は、仏教用語で「まごころ、人のために思う心」という意味の「赤心」に由来。「お客さん・原料メーカーさんの立場に立ち、最終的に食べる一般消費者のためにつながる会社でありたい」という、創業者の想いが込められている。社名に込められた想いを、会社の理念の基盤とし、1986年の創業以来、事業を展開。現在では、大手米菓メーカーを中心に、全国の90社ほどの食品メーカーと取引を行っている。「小さい会社だからこそ、常にお客さんに寄り添って商売をしてきた。できないことを考えるより、できることを考える。この積み重ねがあるからこそ、多くの取引先に恵まれてきた」と話すのは、現社長の阿部さん。これからも、創業当時から大切にしてきた「セキシン」の精神を守りながら、時代に合った形で事業を行っていく。

取引先であった地元の農業法人からの一声で誕生した「玄米あん」

商社の枠を超えて、米を使った商品の開発に取り組んでいるセキシン産業。取り組み始めたきっかけは、取引先であった地元の農業法人の方から、「米の新しい食べ方、加工の仕方ができないか」という話が上がったこと。今まで培ってきた食品業界のノウハウをもとに、今後、ニーズが高くなるであろう、介護食をベースに、開発に着手。お粥以上に、くちどけの良いものを追求した結果、玄米あんにたどり着いたという。開発していく中で、「介護食にとらわれず、一般の消費者の方でも美味しく食べられるもの」に路線を変更。水ようかんなど、様々な商品を試作した中で、第一段としてどら焼きを製品化。どら焼きに使う生地も、玄米あんとの相性を考えて作られている。製品化に至るまで、なんと1年かかったという。2013年頃に、玄米あんのどら焼きを販売開始。地元・長岡や東京で実演販売を行った際は、「小豆のあんこは苦手だが、玄米あんなら食べられる」との声が多く、予想以上に好評だったという。その後は、玄米あんにとどまらず、玄米を使った製品の開発に積極的に取り組み、ポン菓子や玄米粉アイスクリームを展開。お客さんの食べ方をくみ取って、新しい製品開発につなげている。「今は一般の消費者向けで商品を展開しているが、プロ向けの商品開発にも取り組んでいきたい」と、米の新たな活用方法を広げていく。

  • 玄米あん セキシン産業
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生産者紹介

代表取締役社長:阿部真二
代表取締役社長阿部真二

長岡市出身。父はセキシン産業の創業者。東京の専門学校では、写真や映像について学んだが、卒業後は、webの業界へ。数年、webディレクターとして活躍した後、一度家具業界に転職したが、再びwebの世界へ。その後、母から実家のセキシン産業を手伝ってもらえないかと声がかかり、28歳の時にUターンしセキシン産業へ入社。商社業を通じて、自分の企画した商品が、何年にわたって店頭に並んでいることに、やりがいを感じているという。米を使った商品開発など、新たな取り組みを展開する中でも、「セキシン」の精神、即反応・即実行の考えを大事にしていきたいと語る。

店舗詳細

店舗名称 玄米あん セキシン産業
住所 新潟県長岡市中沢2-1140