新潟直送計画からのお知らせ

2024年度大型連休期間の営業スケジュールについて

創業から100年以上一貫して貫いてきた地元の味覚!こだわりの酒米の裏にある地域農業のプロフェッショナルな連携

笹祝酒造(株) 6代目 笹口亮介さん

「地元に愛される酒」をモットーに

創業は明治32(1899)年、笹祝酒造は100年以上に登る歴史がある。 冬が近づくと、「良い酒ができますように」とお寺様にご祈祷をしてもらい、その年の酒造りがスタートする。長い歴史の中で一貫して求め続けてきたのは、「地酒」として地元新潟で愛され続けるお酒を造る、ということだ。 この思いをさらに強く感じた経験が、6代目笹口亮介さんにはある。海外の、それも人気の日本食レストランで日本酒を頼んだ時に、とても飲めないようなひどい酒が出てきた。現地で造られた日本酒。「これが日本酒」と世界の人に思われるのが悔しくて仕方がなかった。 では、本当の日本酒とは何か、、、それは笹祝酒造の原点、「地酒」だった。地元の人に飲まれてこそ、本当に旨い酒。世界には色々な種類のお酒があり、もちろん時代により流行があるが、その時だけ好まれるお酒では無く、長く飲み続けられる酒造りを目指している。

ここにいるからできる、高品質な酒造り

笹祝酒造が蔵を構える新潟市西蒲区は農業の町と言われている。広大な農地が広がり、この地域で栽培されたブドウや米を使用するワイナリーや酒蔵が多く建ち並ぶ。近隣の酒蔵との関わりが強く、定期的に情報交換を行っており、機械の洗浄方法などのマニアックな話で盛り上がることもあるとか。一般的に「新潟=日本酒」というイメージが強いが、新潟ブランドだけではなく個々の蔵が魅力を高めることも重要だと考えている。 使用する米にこだわりを持っている笹祝酒造では「亀の尾」、「コシヒカリ」、「越淡麗」、などを使い分けているが、新潟県産を中心に使用している。中でもコシヒカリのルーツとされている希少な品種「亀の尾」は、同じ西蒲区の農家と契約し、特別に栽培してもらっている。精米にも強いこだわりがあり、精米を依頼する工場と密な連携を取り、酒造りのスケジュールに合わせて最適なタイミングで精米を行い米を受け取る。そうすることで、より良い醗酵に発展させることに成功した。農耕が盛んなこの地域だからこそ、出会えたパートナーと高品質の酒を創り出しているのである。

酒蔵から見える信頼

100年以上の歴史がある酒蔵は木造で作られており非常に趣がある。蔵の中にある神棚や器具はきれいに整備され、無駄が一切感じられない。つくり手の道具一つ一つに対する愛情が表れているように感じる。笹祝酒造の6代目笹口亮介さんは日本酒への熱い思いに溢れ、歴史に裏付けされた品質とプライドを持っている。地域を巻き込み、私たち消費者を楽しませてくれる笹祝酒造の酒造りにこれからも期待が高まる。

  • 笹祝酒造で培養される酵母 笹祝酒造で培養される酵母
  • 仕込み作業 仕込み作業
  • 赤い看板が笹祝酒造の目印です 赤い看板が笹祝酒造の目印です
  • おしゃれなのれん!6代目が着ているTシャツと一緒 おしゃれなのれん!6代目が着ているTシャツと一緒
  • 酒造りが始まると、米を一揆に蒸します 酒造りが始まると、米を一揆に蒸します
  • タンクから酒を引き、火入れののち瓶詰。その後シャワーで冷却。 タンクから酒を引き、火入れののち瓶詰。その後シャワーで冷却。
  • ルーペで見た麹! ルーペで見た麹!

生産者紹介

6代目代表取締役社長:笹口亮介
6代目代表取締役社長笹口亮介

100年以上の歴史を持つ笹祝酒造、6代目代表取締役社長の笹口亮介さん。新潟で生まれ育ち、大学で経済を学んだ後、関東の居酒屋に就職。ワイン専門店のスタッフを経て、飲食店向けへの営業マンを経験。2015年4月、笹祝酒造へ入社。現在は新潟県酒造組合の清酒学校に在学しながら蔵では、杜氏畠山洋一さんのもとで酒造りを勉強中。地元の酒屋や酒造蔵の若手とともに「新潟マッドマックス」という酒団体に参加し、積極的に情報交換やイベントを行っている。広い視野で地域の人に飲まれ続けるお酒を目指しつつ、これから初めて日本酒を飲む人にも愛されるような酒造りにも挑戦し続ける。

店舗詳細

店舗名称 笹祝酒造(株)
住所 新潟県新潟市西蒲区松野尾3249番地
営業時間 8時30分~17時
定休日 土・日曜日・祝日
その他 ■酒蔵見学
酒造りや歴史の話を交えながら、ガイドがご案内します。
蔵見学の後は、お酒の試飲もしていただけます。お一人でもグループでもお気軽にご利用下さい。
団体様の場合は、事前にご予約下さい。