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おおかやば山菜園は、能生谷の自然の恵みを生かし、仲間と力を合わせて運営する山菜園。中でも、天日干しで仕上げる「干しぜんまい」は、園を代表する看板商品だ。

おおかやば山菜園 豊かな自然に育まれた「山菜」を全国へ届ける

能生谷の自然と人が支える、おおかやば山菜園

糸魚川市能生谷の「おおかやば山菜園」は、雄大な鉾ヶ岳(ほこがたけ)の麓にある山菜園。周囲を高い山々に囲まれたこの地域は、県内でも有数の豪雪地帯として知られ、豊富な雪解け水に恵まれている。この清らかな水と昼夜の寒暖差、肥沃な土壌により、あくが少なく柔らかな山菜が育つという。春には、フキノトウ、コゴミ、フキ、ワラビ、ゼンマイなど、さまざまな山菜が収穫できる。近年は高齢化や生活様式の変化により、山に入り山菜を採る人が少しずつ減ってきている。そうした状況の中でも、この土地ならではのおいしい山菜を守り、届け続けたいという想いのもと、園長の室橋美代子さんを中心に仲間が力を合わせて山菜園を支えている。

雪深い能生谷が育む、こだわりの「干しぜんまい」

おおかやば山菜園の自慢は、糸魚川の能生谷産にこだわった「干しぜんまい」。「太さ、あくの少なさ、柔らかさが揃った特別なおいしさです」と室橋さん。収穫したぜんまいは、収穫後その日のうちに丁寧に茹でた後、太陽の下でじっくりと天日干しにする。この工程で、ぜんまいの持つ深い旨みとふっくらとした食感を引き出すという。おススメの食べ方は、定番のぜんまいの煮物や油炒め、山菜ごはんなど。お客様からも「太くて柔らかく、本当においしい」と嬉しい声が届いており、大切なお祝いの席や、お正月のお雑煮の具材にも欠かせないと、リピーターの多い人気の味だ。

  • おおかやば山菜園
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生産者紹介

園長:室橋美代子
園長室橋美代子

糸魚川市出身。農家に生まれ、幼少のころから春の山に親しんできた。卒業後は故郷を離れ、愛知や東京で働いたのち帰郷。兼業農家に嫁ぎ、家業を継ぐ。2016年には、地域の特産品である山菜を守り、次の世代へつなげたいという想いから、有志とともに「おおかやば山菜園」を立ち上げた。「雪解けの春の山菜採りは、大地の躍動を感じてワクワクするんです」と語る室橋さん。衰退が進む地域において、山菜を通じた新たな価値づくりに取り組み続けている。

店舗詳細

店舗名称 おおかやば山菜園
住所 新潟県糸魚川市大字能生3341-23