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新潟村上市の天然塩工房。山形県との県境に位置するミネラル工房。澄み切った碧い海に恵まれた昔ながらの塩工房

ミネラル工房

新潟最北端。村上の碧い海。

新潟県の笹川流れ近くの海岸にあるミネラル工房。海水を釜で煮出して作る昔ながらのこだわりの製法で塩を作っている。この地域は、山形県との県境にある村上市の最北部に位置し、澄み切った碧い海に恵まれ、とても美しい景色が広がっている。村上市の沖合にある粟島で獲れるカキは最高に美味い。海水が良質であると臭みのない美味しい魚介類が捕れるのだ。ここ一帯の海水は水質が良く、昔から塩作りが盛んに行われている。山から流れている沢水に含まれている微生物が海水を綺麗にする。沢水にはミネラルも豊富に含まれており、より良い塩が出来上がる。

秘伝の製塩法。100%天然の極上塩。

ミネラル工房では混ぜ物は一切使わず海水のみを使い、平釜式の煎ごう法で塩を一から手作りしている。海水を濃縮する製塩法には様々なものがあり、煎ごう法では海水を蒸発させて塩を採取する。昭和には平釜式の煎ごう法を行う製塩所も多く見られたが、薪などによる熱効率の悪さと少量しか生産できないといった理由から、使用する製塩所が少なくなってしまった。しかし、煎ごうによって生み出された塩は自然塩の中でも、より不純物が少なく、とても良質ものとなる。

近年、製塩法の主流となっているイオン交換膜製塩法によって生成された塩は、塩化ナトリウムの純度が高く、海のミネラルが実はほとんど取り込まれていない。本来、塩に含まれているはずの「甘味」や「苦味」など司る成分が入っていないため、舌にしょっぱい刺激を残すだけのものになっている。ミネラル工房では、人の体に良い本物の塩をお客様に届けたいという想いで煎ごう法をいくつもの工程に分け、ミネラルや苦汁を塩そのものに閉じ込めることで塩が持つ本来の甘味や苦味を十二分に感じられる塩を作っている。詳しい製塩方法は企業秘密であるため教えていただけなかったが、海水に含まれている豊富なミネラルをいかに塩に取り込ませるかが肝心なのだという。本来、海水には人に必要なミネラルが豊富に含まれていて、昔の人々は海の偉大な栄養素が含まれている塩を体に取り入れていた。富樫さんは、昔ながらの製塩法に独自の方法を加え、塩をじっくり結晶化させることでバランス良く苦汁成分のまとった、光沢のある極上の塩を生みだすことが出来た。長年の研究と試行錯誤を重ね生み出した塩が「白いダイヤ」・「越後金色(えちごこんじき)」なのだ。

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生産者紹介

富樫 秀一さん
富樫 秀一さん

新潟県村上市の日本海沿いで、美味しい塩を作り続けているミネラル工房の店主、富樫 秀一さん。「本物の塩」にこだわり、海水のみを使い、100%天然の美味しい塩を作り上げている。

元々父親が始めた塩作りを手伝っていた富樫さんだったが、ある時、体に良い塩を求めてお店を訪れたお客様に塩の大切さを伝えきれなかったことがあったという。それがとても悔しく、情けなかったという富樫さんは一から塩を見つめ直し、研究に研究を重ね、いかに美味しく、体に良い塩を作るかということに情熱を注いだ。そして、やっとの思いで出来上がったのが白いダイヤと越後金色。ミネラルや苦汁、マグネシウムといった様々な成分が含まれている本物の塩である。先代からの意思を引き継ぎ、十数年に渡り塩作りを行いながら、工房の説明や案内などをしている。

店舗詳細

店舗名称 ミネラル工房
住所 新潟県村上市中浜1076-2