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「美味しいお米の産地」として名高い、南魚沼市塩沢地区の米農家。稲に足音を聞かせながら丁寧に育てたコシヒカリは、ホテルシェフや料理人からも支持されている。

庄治郎商会 「JGAP認証」を受けている、人や環境にやさしい農家

米作りにとっての好条件が揃う塩沢地区

全国でも有数の「美味しいお米の産地」として知られる南魚沼市。中でも塩沢地区で育ったコシヒカリは、香り・ツヤ・粘り・甘みのどれもがピカイチで、多くのファンを持つお米だ。この塩沢地区で200年以上前から米農家を営んでいるのが「庄治郎商会」。現在は7代目・原澤太一さんを中心に、代々受け継がれてきた土地と、米作りに対する思いを守り続けている。「私たちの持っている田んぼは、伊田川・城ノ入川・魚野川という3本の一級河川に囲まれています。ミネラル分を多く含む雪解け水が1年を通して流れ込むので、栄養を蓄えた肥沃な土壌が形成されるんです」と、原澤さんは語る。塩沢地区のお米が美味しい理由はほかにもある。それは、雄大な山々に囲まれた塩沢地区ならではの「昼夜の大きな寒暖差」。夜間に気温がぐっと下がることで、デンプンの粒子が細かくなり、米の隅々まで旨みが浸透するという。

毎日足音を聞かせながら、愛情を込めて育てる

庄治郎商会が米作りにおいて大切にしていることは、「相手の気持ちになって考える」こと。7代目・原澤さんは、「この『相手』というのは、お米を届けるお客様はもちろん、田んぼの稲や周りの自然も含まれています。稲だって人と同じように喉も渇くし、お腹も空きます。こうした稲の気持ちをしっかりと把握できるように、毎朝田んぼに行って稲の様子を見るのが日課ですね」と、語る。その日の稲の状態や気候を考えながら、与える水や肥料の量を調整している。愛情を込めて丁寧に育てたコシヒカリは、「弾力のあるもっちりとした食感と豊かな旨みを楽しめる」と評判だ。「私たちのコシヒカリをお届けするお客様は、ホテルやレストランが多いんです。観光で来た方に、『新潟のお米は美味しい』と思ってもらえるように日々努力しています」と、原澤さんは笑う。

地元ホテルとコラボしたイベント開催

庄治郎商会では、取引先の地元ホテルとコラボしたイベントを開催している。ホテルの宿泊者を対象に、田植え体験や稲刈り体験ができるイベントだ。収穫したお米は、ホテルのシェフがおにぎりにして振る舞ってくれるそうだ。「自分で田植えや稲刈りをしたお米って、やっぱり一味違うと思うんです。体験を通して、美味しい思い出を持って帰ってもらいたいですね」と、原澤さん。「子どもと一緒に楽しめる」「食の大切さを実感できる」と、毎年多くの方が参加している。

  • 庄治郎商会
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生産者紹介

代表取締役:原澤太一
代表取締役原澤太一

南魚沼市出身。高校卒業後、進学のため上京。25歳の頃、実家の農家を継ぐことを決意して地元にUターン。200年以上続く米農家の7代目となる。2014年には「株式会社庄治郎商会」を設立した。米作りを極めていく中で「美味しいお米を作るために知識をより深めたい」と、「ごはんソムリエ」の資格を取得。米作りまでにとどまらず、美味しいお米の炊き方や食べ方などをイベントを通して提案している。地元ホテルと共同で開催している田植え・稲刈り体験は、多くの観光客から好評だ。「これからもイベントを充実させて、お客様が産地に来てくれる仕組みを作りたいですね」と、笑顔で語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 庄治郎商会
住所 新潟県南魚沼市上十日町337-1