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角田山を望む豊かな大地で、100年以上にわたって稲作に取り組む農家。信濃川がもたらす清らかな水を活かして、コシヒカリやこしいぶき、こがねもちを栽培している。

おけやろん 有機質の肥料をたっぷり施肥

広大な越後平野で稲作に取り組む農家

新潟市西蒲区の「おけやろん」は、100年以上続く米農家。田んぼが位置するのは、日本海側最大の面積を誇る広大な越後平野のど真ん中。肥沃な土壌が広がり、信濃川の恩恵を受ける地域だ。同農家は、そんな農業に適した環境で、コシヒカリ、ゆきん子舞、こしいぶき、こがねもちなど、さまざまな品種を栽培している。信濃川が運んでくる清らかな水をたっぷり吸収して育つ米は、みずみずしく、もっちりとした食感が抜群。どの品種も「食べごたえ満点」と、好評を得ている。また、加工品の製造にも注力。中でも人気を集めているのは、こがねもちを100%使用した杵つき餅。一粒一粒丁寧につき上げた餅は、風味豊かで、コシがとても強い。直売所では、並んだそばから飛ぶように売れるという。ちなみに、気になるのが「おけやろん」というユニークな屋号。5代目の樋口光一さんに聞いてみると、「先祖が桶屋だったことが由来です。親しみを込めて敬称の『ろん』を付けたんですよね」と、教えてくれた。

こだわりの籾貯蔵で品質を保つ

おけやろんは、栽培中はもちろん、収穫後も高品質な米作りを徹底している。「収穫して乾燥させたら籾貯蔵するんですよ」と、5代目の樋口さん。籾貯蔵とは、籾殻を取り除かずに貯蔵をすること。一般的に、収穫したら籾の外側にある「籾殻」を取り除き、玄米にして貯蔵する。一方、おけやろんは籾殻を取り除かず、精米する直前までそのままの状態で貯蔵。そうすることで、水分量が減ることなく品質が保たれるという。そのため、炊き上がりがみずみずしく、もちもちとした食感に仕上がる。また、籾貯蔵をすると虫が付きにくいというメリットもある。樋口さんは、「貯蔵庫に移す手間がかかりますし、貯蔵する場所も確保しないといけない。正直大変ですが、美味しいお米を届けるためには、やるっきゃないですよね」と、笑った。

  • おけやろん
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生産者紹介

5代目:樋口光一
5代目樋口光一

新潟市西蒲区出身。高校卒業後、就農する。弟の直樹さんと共に、初代から受け継がれる稲作をはじめ、にんにくの栽培に取り組んでいる。自家栽培をしたにんにくの加工にも注力。低温熟成させた黒にんにくは「フルーティーな味わいが美味しい」と、ファンが多い自信作だ。樋口さんは、「50年以上農業に携わっていますが、わからないことだらけ。天候も土質も毎年変わりますからね。まだまだ勉強中の身ですよ」と、謙虚な姿勢を見せる。

店舗詳細

店舗名称 おけやろん
住所 新潟県新潟市西蒲区河井2689