弥彦村は新潟県の西蒲原郡に属する唯一の地域です。旧西蒲原郡に含まれていた地域は合併により新潟市や燕市に吸収され、現在残るのは弥彦村だけとなりました。全国的に有名な新潟県随一の観光地として知られ、越後国における一の宮、つまり最も社格の高い神社である「彌彦神社」を有しており、その鳥居前町として、また温泉街として栄えてきました。現在でも初詣をはじめ年間を通して多くの観光客が訪れ、村の産業の大部分を担っています。また、日本で唯一の村営開催の公営競技が行われる「弥彦競輪場」の存在でも知られています。
弥彦村ってどんなところ?
伝統の村
古くは日本神話の時代、天香山命(あめのかごやまのみこと)が日本海を渡り野積海岸(現長岡市)へ上陸。弥彦に鎮座し農耕技術など様々な産業に関しての知恵を授けたと言われています。そしてその子孫6代に渡って越後文化の礎を築いたことから、弥彦村は「越後文化発祥の地」とも言われ、彌彦神社の門前、また北前船の宿場町として賑わいました。
モンゴルとの友好
2015年、彌彦神社御遷座百年奉祝行事「相撲場開き」の際に横綱日馬富士関と大関照ノ富士関が弥彦を訪れ、「日本とモンゴルの架け橋になりたい」という思いから、弥彦とモンゴルの交流が始まりました。同年11月には村内にて「弥彦モンゴルフェア」を開催。それ以降も交流を深め、「モンゴル・新潟交流促進プロジェクト」を取りまとめ、弥彦村は東京オリンピック・パラリンピックの「ホストタウン」となりました。
弥彦村のおすすめスポット
彌彦神社
弥彦村のシンボルであり、「いやひこ」「おやひこさま」の愛称で親しまれる「彌彦神社」。創建年不明で、「古事記」に登場するため少なくとも創建1300年以上が経つという歴史的建造物でしたが、明治45年に門前からの大火により本殿を含む殆どが焼失。当時の新潟県民への衝撃は凄まじく、4年の歳月をかけて現在の社殿が再建されました。総合的なご神徳を授かることができますが、主に縁結びの名所として有名です。
弥彦山
弥彦山は日本海から越後平野を見下ろすような位置にあり、新潟県を代表する景勝地として「佐渡弥彦米山国定公園」に指定されています。弥彦神社の祭神である天香山命を祀った山として、弥彦山全体が弥彦神社の神域となっています。東京スカイツリーと同じ634mの高さから眺める越後平野と日本海は絶景です。山道は整備されており登りやすく、山頂へのロープウェーや映画の撮影地にもなった山岳道路「弥彦山スカイライン」など、様々なルートでの登山を楽しむことができます。
弥彦温泉郷
弥彦付近にはふたつの源泉があり、湯量が多いことから温泉宿も発展し、数多くの宿が建てられました。宿泊・食事が楽しめる旅館はもちろん、鳥居前町、宿場町として栄えた背景から休憩目的の日帰り入浴も可能な宿が多くあります。また弥彦駅前には無料足湯も設置されており、隣接する弥彦公園の自然を楽しみながら旅の疲れを癒せると評判のスポットです。
弥彦村の名物・特産品・お土産
弥彦むすめ出荷時期:5月〜6月
2018年で生誕50周年を迎えた弥彦特産の枝豆「弥彦むすめ」。作付面積日本一を誇る新潟県において、弥彦むすめの特徴は「超早出し」。通常の枝豆の最盛期が8月以降なのに対し、弥彦むすめの収穫はじめは5月中。県内で最も早く、GW明けには出荷が開始され、新潟県の初夏の訪れを告げる風物詩となっています。
パンダ焼き販売時期:通年
全国おやつグランプリ受賞や、テレビでの紹介、またパンダブームなどで度々話題になる弥彦の名物、分水堂菓子舗の「パンダ焼き」。真っ白な生地は柔らかいお餅のようなもっちりとした食感で、中には弥彦むすめを使ったずんだ餡をはじめ、小倉、クリーム、チョコレートなど定番のほかに、季節限定の餡も登場します。生地にいちごが練り込まれたハッピーパンダ焼きや、小さく可愛らしいベビーパンダ焼きなどバリエーション様々で、何度も通い食べたくなる村の銘菓です。
玉兎販売時期:通年
畑を荒らす兎たちをおやひこさまが集め諭した際、恐れ入って丸くなった兎たちの姿を模して作られたという「玉兎」。米粉や水飴などから作られる落雁(らくがん)で、中には和三盆や餡が詰められています。丸く可愛らしい兎をかたどった玉兎は女性を中心にお土産としてとても人気があり、近年では玉兎の金型を使ったチョコレート「ちょこっ兎」も誕生しました。
越後姫収穫時期:1月〜6月
可憐でみずみずしいことから「越後姫」と名付けられた新潟ブランドのいちご。収穫時期である1月〜6月の間の新潟県の日照時間の短さから、花が咲いてから収穫までの期間が長く、大粒でジューシー、そして甘く柔らかいいちごが育ちます。新潟県内で広く栽培されていますが、主な産地は南区、西蒲区、三条市などで、ほど近い弥彦村でも越後姫の生産が盛んに行われています。
やひこ太郎2月上旬~4月中旬
大きくて肉厚なジャンボしいたけです。全国のしいたけ市場は9割以上が菌床栽培であるのに対し、手間のかかる原木栽培によって育てられた希少な品種です。その分、ほかにはないうまみが最大限引き出されています。鉄板焼きは「陸(おか)あわび」とも言われ、独特の食感が癖になる美味しさです。
『弥彦村』の商品一覧
「実がしっかりと詰まっていて大粒」と評判の弥彦産銀杏。独特の味わいと香ばしい香りは、秋の訪れを感じさせてくれます。銀杏ご飯や茶碗蒸しなど、さまざまな料理にアレンジして楽しんでみてください!
コシヒカリ「伊彌彦米」は、弥彦村に伝わる神様の伝説にちなんで誕生したブランド米です。農薬・化学肥料の使用量を抑制した特別栽培米。もっちり食感と、噛めば噛むほど強くなる甘みが特徴です!
お米の香ばしい香りとふんわり食感が自慢の、キューブ型のポン菓子。地元・弥彦村のブランドコシヒカリ「伊彌彦米」を使用しています。ポン菓子をイメージした化粧箱入りで、贈り物にも喜ばれますよ。
清雅堂の定番商品をブラッシュアップした「百年物語シリーズ」。印象の異なる3種類の鎚起酒器「青藍色」「茜色」「純錫」をご用意しました。大切な方への贈り物にもぴったりの逸品です!
「鎚起工房 清雅堂」が手掛ける鎚起銅器のタンブラーは、手にしっかりフィットする曲線美と、味わい深いカラーが魅力です。ひんやりとした口当たりで清涼感のある飲み心地を、ぜひ体験してみてください!
手仕事の風合いを感じられる美しい鎚目が魅力の「鎚起銅器」に、「錫被」という加工を施した酒器。すべて手作業で柄を付けているため、一点ずつの個性が際立ちます。大切な方への贈り物にもおすすめです。
一枚の銅板を打ち絞って成形した「鎚起銅器」の酒器。手にしっくりと馴染む曲線美は、手仕事ならではの魅力です。今回は、上品で深みのある色が美しい「青藍・金茶」シリーズをご紹介します。
一枚の金属板を打ち絞って成形する「鎚起技法」で製造した「錫(すず)」の酒器。錫の特性により、雑味がなく、まろやかな口当たりの日本酒に。美しい光沢感と手仕事の風合いが、食卓にすっと馴染みます。
弥彦村のブランドコシヒカリ「伊彌彦米 零(ゼロ)」。農薬・化学肥料ゼロにこだわり、手間を惜しまずに育てました。もっちりとした食感と濃厚な甘みのお米は、白米だけで食べてもご馳走です!
水はけが良く日当たりの良い丘陵地で育ったシャインマスカット。理想の糖酸比になるまでじっくりと木の上で熟成させているため、一粒一粒の味わいがとっても濃厚です。ぜひ、贈り物にもご利用ください!
弥彦村で栽培されるブランド枝豆「伊彌彦えだまめ」。収穫期間がわずか1週間ほどの「肴豆」という貴重な品種です!香り高く、コクのある甘さが特徴で、お酒のおつまみにもピッタリです。
弥彦の神様にちなんで名付けられた、弥彦村のブランドコシヒカリ。稲作に適した環境が整っている、弥彦山の麓で育てられました。もっちりと弾力のある食感と、強い甘さを楽しめるお米です。
50年以上前から枝豆栽培が盛んな、弥彦村で生産される茶豆です。濃厚な香りと甘みは、新潟県民にとって、夏の風物詩!7月から8月にかけて、厳選された6品種を出荷します。
古くから産地として栄えてきた弥彦村で育った「デラウェア」。「種なしぶどう」の愛称で親しまれており、暑い日に食べたくなるさわやかな酸味が魅力。プチッと弾けた小さな粒から、濃厚な果汁が溢れます。
弥彦村で栽培されるブランド枝豆「弥彦むすめ」。新潟県産の枝豆の中で最も出荷が早く、初夏の訪れを告げる野菜として親しまれています。鮮度を保つため、枝付きのまま出荷する、全国的にも珍しい枝豆!
弥彦村で栽培された枝豆を、長期保存できる冷凍パックにしてお届け!収穫期間わずか1週間ほどの「肴豆」という貴重な品種です。塩茹でしてから冷凍しているため、レンジで温めるだけで手軽にいただけます。