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新潟県でも有数の豪雪地帯である津南町で、農業や畜産業を行う生産組合 郷(さと)。自然が豊富な土地で育つコシヒカリは、甘みと粘りが強く、知る人ぞ知る逸品だ。

生産組合 郷 津南町の農家4人で立ち上げた組合

自然の王国「津南町」で農業を行う組合

長野県との県境に位置する中魚沼郡津南町で、自然環境を生かした農業や畜産業を行う「生産組合 郷(さと)」。2000年に設立され、4人の組合員で運営している。津南町は、名水の郷として知られる自然の豊かな土地だ。1985年、環境庁の全国名水百選に選ばれた「龍ヶ窪(りゅうがくぼ)の池」や、全国の写真家から絶大な支持を得ている「中子(なかご)の桜」、そして津南町のシンボルであり夏の風物詩である「ひまわり広場」など、自然が主体の観光スポットが揃っており、四季折々、違う表情で人々を魅せている。絶滅危惧種の動物や野鳥たちも生息しており、大自然本来の姿が展開された、いわば「自然の王国」だ。また、雪国新潟の中でも有数の豪雪地帯として知られ、人の背丈以上に雪が降り積もる。その雪解け水は地中へゆっくりと染み渡り、やがて川や池に合流することで、雄大な自然の一部へと再び姿を変えていく。

雄大な自然を最大限活用した稲作

津南町を見下ろすようにそびえ立つ、日本百名山の一つ「苗場山」は、稲作の守り神として信仰されている。山頂にある神社には、古来から五穀の神が祀られており、長い間その地域で稲作が盛んだったことが分かる。組合代表の中村さんも、水稲栽培を行うその一人。苗場山から流れ降りる湧水や、雪解け水を活用している。新鮮で滑らかな天然水はミネラルが豊富で、稲の健やかな生育をサポートする。生産組合 郷が管理する田んぼのコシヒカリは、電柱や木などの日光を遮るものがなく、太陽の光をたっぷり浴びて成長。昼夜の気温差が激しい環境でたくましく育つ稲は、でんぷんをたっぷりと蓄えたまま収穫時期を迎え、甘みが強い米になるのだ。

「米・食味分析鑑定コンクール 国際大会」にて評価されたコシヒカリ

生産組合 郷では、自然の力を最大限活用するだけでなく、人の手で少しのサポートを加えることで、さらに美味しい米を育む。肥料は、牛糞、きのこ廃床、もみがら、野菜の残留物などを混ぜ合わせ、発酵させたものをメインで使用。加えて、収穫後は農家用光選別機にて、色や形が良いお米のみを選出する。こうしてこだわったコシヒカリは、甘みと粘りが強く、噛めば噛むほど旨味が広がる絶品だ。その美味しさは、コンクールで高い評価を獲得するほど。2018年、「米・食味分析鑑定コンクール 国際大会」にて、200点中171.3点という高得点を獲得した。同コンクールは、1998年より開催されている国内最大の「お米のコンクール」で、機械と人による最大3回の審査から点数がつけられる。170点以上の評価を受けた生産者のみ「プレミアムライセンスクラブ」に入会ができ、グッドファーマーとして認定される。出品検体数や参加生産者は年々増加し、非常に狭き門となっている中、組合代表の中村さんも日々のこだわりが認められて同認定を手にした。「その名に恥じないよう、丹精な米作りを行っている」と、その言葉は大きく力強い。

  • 津南町で稲作を行う 津南町で稲作を行う
  • 秋の風に揺られる稲穂 秋の風に揺られる稲穂
  • 中子の桜 中子の桜
  • 湧水や雪解け水の溜め池 湧水や雪解け水の溜め池

生産者紹介

代表:中村敬二
代表中村敬二

津南町出身。代々、米農家と左官業を行う家庭で育ち、自然と同じ道を志す。中学卒業後、左官業の専門学校に進学し、卒業と同時に父が経営する「中村左官」に入社。実家の田んぼで稲作も始めた。2000年に、近隣農家と「生産組合 郷」を設立。現在は左官業の代表と、組合の代表という二足のわらじを履いている。2018年、こだわりの栽培が認められ、米の食味コンクールで高い評価を獲得。評価に恥じないような米作りに日々取り組んでいる。好きなごはんのおかずは、頑張った日の疲れを癒してくれる「自家製の梅干し」。

店舗詳細

店舗名称 生産組合 郷
住所 新潟県中魚沼郡津南町上郷宮野原1017