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果樹の栽培が盛んな加茂市須田地区にある農家。信濃川がもたらした恵みを活かし、徹底した土作りにこだわり、甘みの強い和梨やル・レクチェを手掛けている。

しらい農園 ふかふかと柔らかい土壌が広がる梨畑

親子2代で梨やル・レクチェの栽培に取り組む農家

しらい農園は、果樹の栽培が盛んな「加茂市」にある農家。父子二人三脚で、米、和梨、ル・レクチェを栽培している。代々、米作りを行ってきたが、父の代より梨作りを始める。当時は、減反政策により、耕地に余裕が出来たのだという。その際、知り合いから、和梨の栽培を勧められたことをきっかけに、梨作りに挑戦。地域の梨農家へ赴き、梨作りについて教わった。生産が安定してきた後、梨の生産規模を徐々に拡大。今では、地域の中でも比較的大規模な梨の生産農家に成長。2015年頃からは、地域特産の「ル・レクチェ」の栽培に取り組み始めた。今まで父が取り組んできたことを、2代目の白井さんが想いを受け継ぐ。「代が変わっても、今までの評判を維持しながら、新しいことにチャレンジしていきたい」と、白井さんは想いを語る。

恵まれた大地で、「とにかく甘い梨」を追求する

しらい農園のある、加茂市の「須田地区」は、和梨やル・レクチェの栽培が盛んな地域。この地域一帯は、近くを流れる大河「信濃川」が氾濫を起こすことで、上流から流れてきた栄養たっぷりの土壌が堆積してきた。それゆえに、肥沃な土壌が形成されてきたのだ。しらい農園では、恵まれた土壌を活かし、「とにかく甘い梨」作りにこだわっている。そのために、一番徹底しているのは「土作り」。使用するのは、自農園で出たもみ殻に、微生物の土壌改良剤を加えて熟成させた「菌体堆肥」。梨の栽培を始めた当初から、この堆肥を使った栽培にこだわっている。しっかりと土作りを行うことで、ふかふかの柔らかい土になる。結果、果樹にとっては、根を張りやすく、ストレスなく成長しやすい環境になるのだ。さらに、苦土(マグネシウム)入りの有機肥料を与え、甘みの強い梨に仕上げている。同農園で収穫された和梨、ル・レクチェは、地域内の平均糖度を上回る。購入したお客さんからも「しらい農園さんの梨は、とにかく甘くて美味しい」と好評だ。

  • しらい農園
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生産者紹介

2代目:白井伸繁
2代目白井伸繁

加茂市出身。高校卒業後、関東で寺社仏閣専門の板金業に従事する傍ら、レゲエのDJとして活躍していた。当時は、実家の農業を継ぐつもりはなかったという。しかし、実家より、「農業を継いでほしい」と強い要望があったことから、2019年4月にUターンし、就農した。現在は、父の農作業を手伝いながら、少しずつ栽培方法について学んでいる。白井さんは、「自然相手のため、天候にスケジュールが左右されるなど大変なことが多い。しかし、日を重ねるごとに、果実がどんどん大きく実ってくることにやりがいを感じる」と、農業への想いを語る。今後は、販路の拡大や、果実の品質向上はもちろん、地域ではまだ作っていない品種の栽培にもチャレンジしていく。

店舗詳細

店舗名称 しらい農園
住所 新潟県加茂市北潟527