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糸魚川市の綺麗な伏流水を活かし、わさびの栽培やチョウザメ・イトウの養殖を展開するSKフロンティア。地元の海洋高校と協力し、地域の新しい特産品を生み出す。

SKフロンティア 北アルプスの麓にある店舗とわさび園。養殖場と加工場も併設されている

最高級のわさびを栽培する農園

SKフロンティアは、糸魚川市にあるわさび園。標高2,400mを誇る「焼山」の麓にて、2012年に設立された。栽培している品種は、最高級と称される「真妻わさび」。爽やかな香りとツンとくる辛味、まろやかな甘味を特徴としている。SKフロンティアでは、親会社の渋谷建設が独自開発した省エネ型の栽培装置を使用。すりおろして薬味に使う地下茎へ、常に冷たい伏流水を当ててわさびを生長させている。収穫した上質なわさびは、栽培ハウスに併設した店舗にて販売。また、醤油漬けや味噌漬けなどに加工している。世界初の「純わさびの粉末」や、2種類のチーズを混ぜ込んだワサチーノといった商品も次々と開発。地元スーパーのほか、豊洲市場やニューヨークでも販売している。

地元高校との共同開発で生み出した大ヒット商品

SKフロンティアは、地元の県立海洋高等学校における実習科目に協力。授業で養殖している真昆布の乾燥粉末を練り込んだ「まこちゃんうどん」を商品化した。同県の魚沼地域に伝わる「へぎそば」からヒントを得たという。茹でると自ら良質なダシを出すうどんは、大きな話題性と確かな美味しさから、年間2万袋を売り上げる大人気商品となった。地元のスーパーでは、なんと全贈答品の中で最も売上が高い。また、チョウザメやイトウの養殖を始めた際は、海洋高校からの共同飼育の要望を受け入れ、一緒に完全養殖を目指して研究している。

地域資源を活かした高級魚の養殖事業

わさびの栽培には、綺麗な水が大量に必要だ。糸魚川市早川地区には、焼山から流れてきた伏流水が地下に溜まっている。SKフロンティアはこの水を汲み上げ、わさびを生産している。園から毎日大量に排出される水を活用できないかを含め、SKフロンティアはチョウザメとイトウの養殖をスタートした。どちらの飼育にも、糸魚川市の地域資源ともいえる「綺麗で冷たい水」が欠かせない。他の地域では養殖が難しい高級魚に絞って生産することで、新たな特産品を作れるのではないかと考えたのだ。養殖は順調に研究が進んでおり、生体数を年々増やしている。

  • SKフロンティア
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生産者紹介

代表取締役:渋谷一正
代表取締役渋谷一正

糸魚川市出身。建設会社の3代目跡取りとして生まれる。大学にて土木工学を修めた後、実家の渋谷建設に入社する。1996年に社長へ就任。主な仕事としていた公共事業の減少を受け、経営の多角化に挑戦。従業員に兼業農家が多いことに着目し、農業へと参入した。糸魚川市の「豊富な水」という地域資源を活かし、新しい特産品を作ろうと「わさび」の栽培をスタート。試行錯誤の末、自然の力のみを使った省エネ栽培設備を開発する。このハウスにて育った良質かつ大きいわさびを使い、加工品の開発・製造にも取り組んでいる。さらに、わさび園から排出される水を使い、チョウザメやイトウといった高級魚の養殖業も開始。地元の海洋高校とも協力し、完全養殖を目指している。

店舗詳細

店舗名称 SKフロンティア
住所 新潟県糸魚川市梶屋敷1055
その他 記載の住所は、糸魚川わさび園(翠工房)の情報です。