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新潟市西区赤塚地区で、3代続く専業農家「砂丘の愛 やまもと農園」。海沿いに広がる砂丘地で、カブ・にんじん・ごぼうといった根菜類のほか、小玉スイカを栽培している。

砂丘の愛 やまもと農園 水はけの良い砂丘地で、愛情を込めて野菜を育てる

日本海沿いの砂丘地で農家を営む

「砂丘の愛(めぐみ)やまもと農園」は、新潟市西区の赤塚地区にある農家。「体にいいものをより美味しく」をモットーに、カブ・にんじん・ごぼうなどを栽培している。赤塚地区といえば、新潟県ではスイカの名産地として知られている地域だ。さらさらの土壌が広がる「新潟砂丘」に位置しており、スイカのほかにも、春かぶ・大根・ごぼうなどの根菜類が美味しいと好評を得ている。美味しさの秘密は、なんといっても「水はけの良さ」。畑に撒いた水が、するすると土の中に抜けていくため、何度も水やりをすることになるが、作物はいつもフレッシュで酸素をたっぷり含んだ水を得られる。おかげで、根っこが元気に育つのだ。そのため、砂漠を原産地とするスイカはもちろん、根っこの生育が美味しさに直結する根菜と、とても相性がいい。さらに、3代目の山本雄一さんは、「せっかく作るなら、美味しくって、食べたら元気になれるものを作りたい」という想いから、できるかぎりの減農薬・減化学肥料にこだわっている。こうして育った農作物は、「子どもからお年寄りまで、もりもり食べられる」と評判だ。

赤塚地区特産品の小玉スイカ「姫甘泉」

やまもと農園のスイカは、「姫甘泉(ひめかんせん)」という小玉品種。赤塚地区で盛んに育てられているスイカだ。両手に収まるほどの可愛らしいサイズと、夏らしい爽やかな「シャリ感」が魅力で人気を集めている。赤塚産スイカが美味しい理由は、前述の通り「水はけの良い土壌」。特に、乾燥の激しい砂丘地を原産とするスイカの栽培においては、余分な水分が流れてくれることで、根腐れが起こりにくいといったメリットもある。しかし、その分、土に含まれる栄養も流れていってしまうのだとか。「なので、ウチは土作りに力を入れています」と山本さん。自家製堆肥をたっぷりとすき込み、もっと美味しいスイカになるように取り組んでいる。やまもと農園で栽培しているのは、姫甘泉の中でも晩生の「姫甘泉ブラック」。7月下旬~8月中旬に出荷され、お盆の水揚げ用や帰省する家族に振舞う用など、さまざまなシーンで喜ばれている。

  • 砂丘の愛 やまもと農園
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  • 砂丘の愛 やまもと農園
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生産者紹介

3代目:山本雄一
3代目山本雄一

新潟市西区出身。実家は祖父の代から続く専業農家で、20歳の頃に就農する。父の代までは葉タバコの生産をメインで行っていたが、近年は根菜類や小玉スイカの生産に注力。「自分が作った野菜を安心して繰り返し食べてもらいたい」という思いから、減農薬・減化学肥料にこだわり、自家製の堆肥を使用している。「農業は自然を相手にしているので、難しいことも多いです。でも、自分が作った野菜を食べて喜んでもらえた瞬間は、やりがいを感じますね」と、山本さんは語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 砂丘の愛 やまもと農園
住所 新潟県新潟市西区谷内1848